守備編その1

マルチプレイ/戦争講座/守備編その1
Last-modified: 2012-09-19 16:34:40

マルチプレイ/戦争講座/守備編① †

前書き †


攻め込まれると仮に返せても軍が消耗するだけで、逆侵攻でもしない限り自国にとって何の利益にもなりません。
かといって戦争を仕掛けられるかは相手次第立地次第なのでなかなか防ぐことはできませんね。
守備編では攻められるかどうかを探り、そして攻められた場合敵軍を返すことを目標にします。
内容は多々攻撃編と被るところがあります。

攻められない立ち回りはマルチプレイ/初心者が、マルチで善戦できるかもしれない戦略を考えてみた
二国以上に共闘されるとやはり辛いですね。

攻め込まれるかどうか †


誰だって急に攻め込まれると対応することは難しいでしょう。
かといって常に十分な防衛戦力を用意しておくことはせっかく内政できるチャンスを逃すことになります。
防衛戦の第一歩は相手が攻めてくるかどうかを判断することです。
ただ攻められないと判断しても、エネが低すぎると魔が差して攻めてくることもあります。
一般的に戦争解禁50Tまでは伐採等でどの国も軍を出す傾向があるので、そこまではある程度軍を出しても損はないでしょう。


国の形や隣国の広さをチェックする †


攻撃編でも解説しましたが、やはり戦争は立地が原因で起こることがほとんどです。
領土が広くジリ貧ではない「神立地」の国が切羽詰って戦争準備することはあまりないでしょう。
また戦争終了後の国の形が守りにくかったり、文化で都市が使い物にならないのならそこまで戦争にはならないといえます。
わかりやすい例だと隣国を封鎖して、なおかつその国が狭い場合、高確率で攻め込んでくるでしょう。
逆にこちらが封鎖されている場合も、後ろを安全にするため攻め込まれることが多いです。

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オレンジ統一戦、初期にぶつかる可能性が非常に高い

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このインドは拡張先が多く戦争を考えるのはだいぶ後になるだろう

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サラディン先生お得意のイスラム創始、これで京都はアラブ以外の国が占領しても使い物にならない

隣国の情報を集める
他国の立場にたって戦争するかどうか考える


戦略資源をチェックする †


銅鉄馬無しで攻めてくることはほとんどありません。
鉄がいつつながったかでも50Rの有無や敵軍の構成も多少わかるでしょう。

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また象牙の有無は見ておきましょう。
象パでの戦争が安定するので戦争は軍用象が出るまで待つプレイヤーも多いです。
逆に自国に象牙があって隣国にない場合、「象が出る前に攻めてしまおう」という考えで攻められる恐れもあります。


諜報が振られているかチェックする †


これは隣国目線からこちらを警戒しているか判断できる重要な情報です。
こちらにあまり振られていないのなら戦争相手としてあまり意識されていない可能性があります。
また隣国が半島立地で封鎖しているように見えても、実はもうひとつの文明が奥に居る可能性を追求することもできます。

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このシュメールはスーリヤのせいで世界から忘れられた存在になる
スーリヤはシュメールに諜報を振る必要があるので、裏の国はシュメールの存在に気づく可能性もある

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多くの文明に接するど真ん中立地はいくら諜報ポイントがあっても足りない。
振ってこない相手は攻めて来ないものとして敵を絞ってもよいかも


エネグラフの伸びや、労働者の動き、敵都市をチェック †


攻撃編と同様に、隣国の領内を見ておくと良いでしょう。
特に労働者の動きは隣国が何をしたいかダイレクトに直結します。
国境森伐採連打なら戦争、都市を出していたり、小屋を多めに張っているなら内政の可能性が高いです。
また都市が見えているのなら、毎Tのように軍が生産されているなら要注意です。
生産重視で伐採でブーストをかけていると考えられます。

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はやくから鉱山改善と伐採連打、都市から斧がどんどんでてくるようなら要注意だ。
南のペルシャは開拓を出しているかもしれない

また軍事力グラフがあがっているのに前線都市に弓しか見えないのなら、チャリRを警戒しましょう。

情報集めを疎かにしてなければ不意の戦争はないでしょう。


防衛計画策定 †


戦争は時に一瞬の判断が必要になります。
攻め込まれた場合どこから攻め込まれるか、また要所はどこで迎撃地点はどこか想定しておくと戦争も失敗しにくいでしょう。

相手が宣戦布告してから考えるのではミスしたり最善の選択をとれないでしょう。


敵国の進軍ルート †


敵国は可能ならば丘や森にスタックを置こうとします。
また敵の目的は大きく分けて
①前線都市を落とす
②首都直行
③戦略資源を切る
の三つに分けられるでしょう。

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戦争になる可能性が高いのは北のシュメールです。
南から攻められたとしてもチチェンイツァーは丘都市なので弓2、3体積んで時間稼ぎしておくのがよいでしょう。

さてシュメールは二通りの攻め方を考えるでしょう。
一番可能性が高いのは平地都市ウシュマルを落とすか、そうでなくても鉄を切って戦略資源を切ることを目的にするのです。
鉄は西端にもありますがマヤにとっては現在のところ唯一の戦略資源です。
切られても継戦できるように西の鉄ははやめにつないでおきたいですね。

このウシュマルですが、非常に守りにくくなっています。
まずウシュマル左上の文化をとられており、さらに森が残っているのでそこでマウントされてしまうと非常に不利です。
また、首都とウシュマルの間に川が流れており建築前では、首都から援軍を向かわせにくいです。
そのため防壁と、ある程度の軍を駐留させて時間を稼げる態勢を整える必要があります。


もうひとつはラカムハと首都の間の鉱山に乗り、改善を破壊しながら首都とラカムハの二択をかけることです。
防御ボーナスも乗るし、死鳥を考えるとこちらも可能性はありますね。
もちろんラカムハ右上の森もですが、ラカムハ右下の森もはやめに切っておきたいところです。
ラカムハから首都までの道をもう一本作っておけば二択も難しくなるでしょう。

また首都周りの四角で囲った部分は平地なので、首都直行された場合このあたりが敵軍にぶつける地点になるでしょう。
なんにせよ守りにくい立地なので、1都市くらいは落ちても仕方ないかもしれませんね。

侵攻経路を予測する
援軍に向かうケースを考えておく

守れる都市か、守れない都市か †


防衛戦はいつも全ての都市を守りきれるわけではありません。
時には都市を捨てることも必要になってくるでしょう。

守りやすい都市から見ておきましょう。

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敵スタックが隣接しても殴れる、さらに丘なので篭っても良しと文句ない都市です。

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こちらから相手を殴ることはできますが、平地なので相手もこちらの都市に強襲しやすいです。

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敵国が丘から侵攻してきた場合、こちらから殴ることは難しく、相手からも丘都市なので強襲しにくいですね。
都市防御を削っている間に軍が集まって大軍同士の決戦が起こりやすいです。

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こちらは平地、相手は丘なので非常に守りにくいです。
大スタックに攻め寄せられた場合、先当てして溶かす戦力がないのならば撤退を考えなければいけません。

また一般的に都市が文化をだしていれば相手の進軍も時間がかかり、敵の早期発見が可能になるかもしれません。
初期の創始やストーンヘンジは戦争にも大いに役に立ちます。


都市を守りきることに固執して戦場の選択を誤ってはならない
文化も味方になる、軽視してはならない

軍のポジショニング †


基本的に作った軍は動かしやすいように一箇所に集め、有事に備えます。
防衛を考えるのならば相手の宣戦と同時に都市にカバーに入ったり、予測した侵攻ルートから来る敵スタックに当てれる位置に置くのがよいでしょう。
また、隣国に自国のスタックを見られてはいけません。
編成や軍量、スタックの位置等の情報を与えると対策をとられてしまいます。

工学前だと基本的にスタックは2マスしか動けません。
なのでカバーできる前線は多くとも2都市程度になります。


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丸い形の国は守りやすい、中央に軍を置けばどこでもカバーにいける

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このような半島神立地で前線も1ならばそこに軍を集中しておくだけでよい

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やってはいけない都市のたて方
敵は全軍でスタックして侵攻できるのに対し自国は分散させて守らなければならず、
全都市守るのは不可能なため弓でも積んで半ば捨てる都市を作る必要がある
また首都との距離が大きいとどうしてもカバーに行き辛い
この場合左の都市か右の都市は落とされるものとして扱わなければならないだろう。


メインスタックは見られてはならない
敵の進軍ルートを予測し、それに応じた位置にする
都市の建て方はよく考える、たいてい二都市程度しかカバーできない

迎撃地点を決める †


防衛といっても都市に篭っているだけではサンドバッグでありカタパルトの餌食です
結局打って出る必要があります。
弓は時間稼ぎには有効ですがそれ以上ではありません。
相手を殴れるユニットを作りましょう。

マルチの戦争において要所である丘をとられると詰む、ということがよくあります。
そのため事前にどこでスタックをぶつけなければならないかを事前に考えておく必要があるでしょう。
まずは敵軍が平地にでて来ざるを得ない場所を探しましょう。

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首都隣接の赤丸にスタックを乗せられると絶対絶命です。
白い四角で囲った地点でぶつけないと戦争に負けてしまうでしょう。

またスタックをぶつけて相手の軍をどの程度溶かせるかは経験で覚えるしかないです。
たくさん戦争をしましょう!


攻め込まれた場合に相手の軍にぶつける地点を考える
どの程度の軍が必要かは体で覚えよう


マルチプレイ/戦争講座/守備編その2