以上が共和政ローマから帝政ローマになっていった経緯だ
部分的な抜粋だったが、古代ローマ史の面白さを味わって頂けたかな?
案外複雑だったなーって感じ
てっきり王様が居て「ハハーッ」ってなってるだけだと思ってた
もちろん自然科学の分野では当時と現代を比べるべくもない
彼らは地球が回ってることも知らないし、数学の発展もまだ中高生程度だ
だが現代でも、込み入った知識を持たずとも問題なく生活できるだろう?
要するに生きていた人間は今もこの頃も全く一緒なのだよ
その上で既に人文・社会科学の分野では現代にも通用する業績がある
主にギリシャの生み出した学問がそれらの発展を促したんだな
なんでギリシャ人はそんなややこしい事考え始めたんだよ
一言で言うと、女性と奴隷に労働を押しつけたせいで暇だったんだろうな
ならニートもそのうちすごい哲学を生み出すんじゃね?
ゼロから哲学組み立てるとか…ば~~~っかじゃねぇの?
どうせ「そこは我々が二千年前に通過した地点だッッ!!」ってオチだ
あるいは厨ニ病患者量産か…まぁロクなことにはならん
以上、久々のご登場「お前が言うな」さんでした
スタジオにお返ししまーす
地中海沿岸において、我ら帝政ローマによる統治は長い間続く
中にはパクス・ロマーナと呼ばれる平和な時代もあった
これは”ローマによる平和”という意味だな
注意すべきは、旧来の王政とは微妙に異なるものであったことだ
元々、市民の代弁者として市民の力を借りて得た権力だ
支持を失えば罵声も飛ぶし、ご機嫌取りに必死だった皇帝も居る
コロシアム作ったのとかもご機嫌取りって理由だっけ
グラディエイターって映画でもそういうシーンあったな
「市民の代弁者に権力与えて、市民寄りの政策行わせよう!」
思えば、そんな市民の声に乗った余が、それを制度化しただけかもしれんな
かつ元老院も渋々ではあるがその制度を容認した…と
突如皇帝が出現したと聞くと劇的に聞こえるかもしれない
だが政治学的に見た場合、単に制度としての皇帝が必要とされたわけだ
そういう観点で見るのも面白いだろう?
王政を捨て民主政を嘲笑い共和政を経て帝政に至ったローマ
現在の価値観で見ると理解出来ないかもしれないな
だがこれらは時代の要請を受けての「選択」だったということだ
「時代の風」ってことね
基本的にローマ皇帝は自ら後継者を定める
市民の第一人者たる皇帝、が定めた後継者が次の皇帝になるわけだ
時には養子だったりするわけで血統に縛られたものではない
ま、その後はある程度予想も付く事だろう
候補を巡り割れる元老院…こういう争いは世界史定番だ
更に男色に耽った皇帝、悪政を敷いた皇帝、暗殺された皇帝…
良いも悪いも皇帝次第って感じの時代?
皇帝ひとつで良し悪しが決まるほど単純ならいいんだがな
前に言ったように王様一人では政治は出来ない
実際にはそんなに単純なものではないということだ
とりあえずはそういう単純な思い込みをしないことだな
歴代皇帝で紐解く帝政ローマ史という観点も面白いが…
それはあくまでたった一つの側面に過ぎないのだよ
先ほどの「制度としての皇帝」というのも政治学のみの観点だ
他に哲学史や軍事史等、無数の側面から語る事も出来る
しかしどうやっても一概には言い切れないのが歴史の持つ魅力だな
難しいなー…
アショーカが言ってたのはそういうことか
こりゃ下手に知ったかぶりするといらん恥をかきそうやな…
まぁそれはあくまで「ちゃんと語るのであれば」ということだ
まずは気楽に物語として楽しめれば十分であろう
肩の力を抜いておけ…何せまだようやくBCが終わったばかりだ
そういやもうイエスキリスト生まれてるんじゃね?
BCってBefore Christって意味だったような
その通り
彼に連なるキリスト教は元々ユダヤ教の一派だな
旧約聖書など両者に共通する聖典もある
だが当時、ユダヤ教の主流派はこの一派を別宗教だと断じた
そのためキリスト教として独自に周辺に布教されていくことになったのだ
当初はなかなか周辺諸国に普及しなかったのだが…
古代ローマやギリシャで宗教と呼べるものは神話だ
ヒンズーやゾロアスターもそうだが、これらは全て多神教
ユダヤ・キリスト教は一神教だったからな
それがキリスト教のみ徐々に広まっていった理由については省略しておく
一言で言うと解りやすくて入り易かったんだな
後に我がローマ帝国も市民に多数のキリスト教徒を抱える事になる
そのへんも「時代の風」ってことなのかなぁ?
よしよし分かってきたじゃないか
単純にキリスト教の方が優れていたとかいう話でないのは確かだ
ともかくAD380にはローマ帝国の国教として認定されることになる
この辺り詳細にやると論文どころか本が書き上がってしまうぞ
まぁ「キリスト教大流行」とだけさらっと流しておけばよかろう
このキリスト教の教義により、両性愛が忌避されるべき概念になってしまった
以降それは嫌悪の対象になってしまうのだ…実に嘆かわしい
先生毎度の事ながらこういう話題の提供、御苦労さまです
ちなみにそれまでずっとローマで両性愛が流行していたわけではない
知識人たちの間でのみ流行ったという風に捉えるのがいいかな
まぁ度が過ぎれば、前述のような男色のみに耽る皇帝も居たが
モノがモノだけにイメージが沸きづらい
そういうもんなのかなー…
まず成立した条件としては前に述べたように「戦士社会」だったことだ
新たな戦士を効率よく生み出すためにも都合がよかったんだな
そこに「愛とは何か」という哲学も下地となりギリシャで華開いた
(ペリク先生が語り始めると長そうだな…)
空前のギリシャブームで広まった後、世界の中心はローマへと移って行った
市民も増え、全員がジム通いで毎日を過ごせるような時代ではない
当然、両性愛という文化は徐々に衰退していったわけだ
(誰か池上を…ディフェンスに定評のある彼ならきっと…)
「どっちを愛そうが人の勝手」というのが当時の市民感覚ではある
だが元々非生産的な同性愛行為を好んで行う一般市民は少ない
まぁこのあたりも当たり前の話だな
まぁ要は一時の流行だったってことでしょ
文化とは得てしてそういうものだよ
流行の背景には必ずと言っていいほど時代の要請がある
そして時代に合わなくなったものは徐々に衰退していくんだ
ここでも「…風が、…くる!…」ですね分かります
現代でも「ロリコンは正義」や「二次元最高」という哲学があるだろう
例えば皆が「愛は年齢や次元の壁を超える」と納得したとしよう
そうなれば当然流行るしそれが常識となるのだよ
それは病気だろwww
まるで成長していない…ここまで数話に渡って何を学んできたのだ
いいかトクガワ、愛とは己が幸福のために貫くものだ
対象が何であれ関係ないし、肉体関係などとは全く別の問題だ
ウッ…
もちろん他人の価値観など気にする必要はない
どんな時代背景で生まれたものであろうとも恥じる必要はない
それは君の内なる心が求めた真実なのだからな
先生…
さぁトクガワ
君はもう読者のコメントを気にして発言する必要など無いのだよ
ペリク先生…規制無しでみつどもえ二期が観たいです…
最後まで…希望を捨てちゃいかん
あきらめたらそこで試合終了だよ
第十八話に続く
ごめんなさい
楽しみにしてくれてる人には申し訳ないけど…またちょっと作成が滞ってるの
ハト出番だぞ
前回一発芸を披露したラムセスには、コメント欄で自重の声が上がった
このままではエジプトの立場が危うい
それじゃ一曲
ZARDで「負けないで」
ふとした瞬間に 都市圏ぶつかる 「ワタクシの圧力 覚えているデショ?」 カノンを出す頃 ライフル持ってた あの星のように輝いてる マンサが居たね 負けないで もう少し 最後まで走り抜けて どんなに 離されても インターネットがあるわ 追いかけて 遥かな夢を 遠くのアレクに ヘッチャラな顔して どうにかなるサと 無視していたけど 「今宵は俺様と 一緒に踊ろうぜ」 今はそんな暇は無いから 他をあたって 負けないで ほらそこに スタックが近づいてる どんなに 離れてても 遠征をしてくるわ 感じてね 見つめる瞳 負けないで もう少し 最後まで走り抜けて 技術で 離されても 質より量で勝てる 追いかけて 制覇の夢を 負けないで ほらあそこ 全盛近づいてる どんなに 離れてても 空挺と核がある 文化勝ち 見つける瞳
最終コーラスまで歌い切った…だと…?
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