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第四話「ネブカドネザルの鍵」 †
やはりメソポタミアこそが世界の中心なのだよ
アッシリアはメソポタミア北部の都市アッシュールを中心にした王国じゃ
BC650頃にはエジプト・メソポタミア全域を支配する大帝国を打ち立てる
エジプトも支配下に置かれてしまいます
ん？
メソポタミア全域て…バビロニアはどうなったんだよ
無論滅ぼされてしもうた
といってもバビロンはここに至るまでに色々な民族に征服されておるんじゃ
もっともバビロニア王国自体は存続していてバビロンは繁栄を維持している
王朝の中身だけ入れ替わっているイメージかな
ただしこのアッシリアにはしっかり主導権を持って行かれてしもうた
傀儡の王を立てられて完全に支配下におかれるわけじゃ
まぁ儂は同じメソポタミアの民じゃからそんなに腹も立たんが
ギギギ
くやしいのうｗｗｗくやしいのうｗｗｗ
但しこの時期アッシュール、後に遷都してニネヴェがアッシリアの中心じゃ
ニネヴェ図書館を作ったアッシュールバニパル王は有名じゃな
この図書館にはメソポタミアのありとあらゆる文書が集められた
私の叙事詩なんかもここに収蔵されていたものだ
いずれも粘土板に楔形文字を刻んだテキスト
ちなみに現在それらの大半は大英博物館に収蔵されている
ただバビロンも数々の侵略を受けて尚、メソポタミアの重要都市だったわけじゃ
後に空中庭園が建設されたのもここバビロンじゃよ
あーあの使えない遺産な
アッシリアが作ったの？
バビロンに空中庭園が作られたのはその少し後のBC600頃
その頃にはアッシリアが衰退して新バビロニア王国が誕生している
ここでまたバビロニア、すなわちバビロン復活というわけじゃな
空中庭園を作ったのは新バビロニアのネブカドネザル二世という男じゃ
さっきのアッシリアの…なんだっけ長い名前のやつ
あと今のネブなんとかは指導者としては出ないのかよ
出して欲しかったらシドに文句を言えばよかろう
アッシュールバニパル自体は文化・芸術に長けた有名な王だ
ただその末期が丁度アッシリアの衰退期だったからな
アッシリア勢力拡大時に特に著名な王が居ないのが痛いのう
人類史上初めて二大文明に跨る大帝国を築いたというのに…
Civでは無視されるという不遇な文明じゃて
ネブなんとかのほうはどうよ
ネブカドネザル二世はイシュタル門や空中庭園の建設で有名だ
そしてそれらよりも彼を有名にしているのがバビロン捕囚の一件
だが逆にこの一件が指導者としてピックアップするにはちょっとな…
バビロン補修？
捕囚じゃ…最初はユダ王国を征服、二度目は反乱を鎮圧するにあたって
ユダヤ人たちをバビロンに捕虜として連行したわけじゃな
旧約聖書にも描かれておりその中でネブカドネザル二世はもろに悪役じゃ
なるほど
出すと妙な団体から苦情が殺到すると
（そこまでは言ってないだろ…）
ま、どちらも指導者として登場しておってもおかしくない人物じゃ
覚えておいて損はないぞ
ともあれアッシリアの衰退によってエジプトも復活
エジプトオワタと思ったらすぐハジマッタ
そう上手くいけばよいがのう…
とりあえずオリエント世界はアッシリア衰退によって大きく四つに分かれる
まずは南に新バビロニア、西にエジプトは今言ったところじゃな
加えて北のリディアは現在のトルコあたりに位置する国だ
そして東の大国メディアは現在のイランだと思ってくれていいだろう
さてオリエントの覇権を握るのはどの国か…
四択問題か
幼女時代が堪らないので[C]のリディアでお願いします
結論から言うとそれを制した国は…その四つのうちどこでもなかったんじゃ
ちょｗｗｗおまｗｗｗ金返せｗｗｗ
正解は[E]のペルシャだ
第五話「King of kings of Persia」
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