宗教について

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Last-modified: 2013-10-24 03:13:33

宗教について †

初期宗教について †

仏教ヒンズー教は非常に早い時期に創始可能である。次点でユダヤ教
だが、あまりに早すぎるため、宣教師を作る余裕がない。
故に結局はAIが創始した宗教に染まってしまい、外交面でのうまみはない。
その上、もし創始に失敗したら寄り道もいい所であり、リスクは非常に高い。
という訳で2009年現在、初期宗教の創始はスルーされることが多いようだ。
ただし、初期ラッシュで聖都を奪えれば非常においしい。
なお、宗教は内政面・外交面共に強力なので、基本的には必要である。大陸が分かれている場合などで当面伝播が期待出来ない場合は、自ら創始し、自らの大陸に布教する必要もあるだろう。

後期宗教について †

後期宗教は創始時に無償の宣教師を一人得る事ができる。
序盤で不要な大預言者が湧いてしまったら、聖都の礼拝堂用に温存して置いてもいいかも?
ただし陸系マップでないと、布教が面倒すぎて、あまり実用的とは言えない。
しかしながら、海洋系マップでも近隣に全く宗教がない場合、積極的に狙って行かざるを得ない。
各種宗教制度が使えないのはかなり不利である。特に平和主義は、慣れると非常に強力だ。


神学を開発すると、キリスト教を創始できる。
序盤に偉大な預言者が湧いた時は、消費して神学ジャンプに用いることが多い。
創始する機会はそれなりに多いだろう。
同時に解禁されるバチカンは、使いどころを弁えれば強力だ。

法律を開発すると、儒教を創始できる。
AIが優先しがちな技術なのでなかなか狙いにくい。

哲学を開発すると、道教を創始できる。
同時に解禁される平和主義も強力なため、大科学者を消費する哲学ジャンプは良く行われる手段であり、
結構創始しちゃったりする。が、さすがに時期が遅すぎて使い方は難しい。

神授王権を開発すると、イスラム教を創始できる。
神授王権自体が、使いでの非常に低い技術とされており、イスラム教が顧みられる事はあまり、無い。

聖都の場所について †

143 名前:名無しさんの野望[sage] 投稿日:2008/12/23(火) 09:31:07 ID:LtaLm2VY
聖都になる条件についてDLLのソースを調べてみた。

若干のランダム要素はあるが、基本的には
・人口が多い都市がなりやすい
・布教されている宗教の数が少ない都市がなりやすい
・首都はなりにくい

既存宗教は文化を出すし、首都は大抵高文化だから、正確に言えば
「文化が低いほうが聖都になりやすい」ではなく、「聖都になりやすい都市は文化が低い場合が多い」となる。

その他考察から転載ぺたこんです。

(以下補足)
聖都に選ばれる条件は、具体的には以下の式で定義されている。

[ [ ( 10 + P + R ) / ( 1 + N ) ] / C ]
P: 人口 R: ランダム値(0~9) N: 伝播した宗教の数 C: 首都なら8、それ以外は1

得られた数値の一番大きい都市が聖都に選定される。

参考: http://forums.civfanatics.com/showthread.php?t=334520

礼拝堂と布教活動 †

各宗教の聖都には、偉大な預言者を消費して礼拝堂を建設することができ、
毎ターン布教された都市数の「富」を得る事ができる
(典型的には普通マップでは20~35「富」くらいだろう)。
コインではなく直接の「富」であり、言い換えれば現金。スライダーが何%だろうが現金としての収入になる。
研究に使えない金と言えばそうなのであるが、維持費に回せるため研究は加速する為、この点はあまり気にしなくて良い。
だがアカデミーオックスフォード大学と意図的に重ねてもあまり意味がないので気を付けよう。
市場、雑貨商、銀行、ウォール街なら普通に「富」が増幅される。

さて、聖都で金を稼ぐつもりならどうしても布教が必要となるが、宣教師は一体40ハンマーもする。斧兵より高い。
仮に富を生産すれば40富なので、聖都の富が+50%されていたとしても、ペイできるのは30ターンほど後なのだ。
よって、増幅施設を後回しにするのは本末転倒だろうが、稼ぐつもりなら軍備をさぼってでも布教に精を出そう。

なお、偉大な預言者は消費で1000+αビーカー、偉大な科学者は1500+αビーカー、偉大な商人は交易で900~3000ビーカーを得られる。
本当に偉大な預言者を輩出&消費して、その上布教しまくって建立した方が得なのかは良く考えよう。
長期的には得な場合が多いだろうが、短期決戦を目指すならこれはちぐはぐなことになる。
望まぬ偉大な予言者が湧いてしまった時にも、黄金期要員として使った方が得ではないか、と、ちょっと考えてみよう。
以下tips

宗教の伝播について †

相互通行条約を結ばないと、AIの宣教師が入って来ず、なかなか伝播してこない。
最大の敵指定も考慮しつつ、うまいことやろう。

また、ある程度ゲームが進行したにも関わらず、まだAIが国教無しで居る場合、
宣教師が到達しておらず、国内に全く宗教が無い可能性が高い。
この場合は、相互通交条約を結んで宣教師を送り込むことで、自陣営への引き込みを期待出来る。
味方を増やしたい時は、だめもとで送ってみる価値は有るだろう。

外交における宗教 †

同宗教の国家間は非常に仲が良くなる。指導者により、最大+3~+8。
逆に異宗教同士だと反目しがちである。指導者により、最大-2~-4。
よって、国教を定めてしまうと、明確な敵と明確な味方が設定されがちである。
ちなみにいずれも、長期間その状態を保つ事で徐々に向上/低下し、聖都の所有で+1/-1される。

宗教が伝播したからとホイホイついていかないで、有利な陣営を見極めよう。
闇雲に国教を制定することは、非常に危険だ。
また、もし自分たちの陣営が不利ならば、乗り換えた方が得ではないか、真剣に考えてみよう。
これまでの態度+ボーナスはクリアされるとは言え、今の国教に最後までこだわる必要などまるでないのだ。
沈むことが解りきっている泥舟からは、とっとと逃げ出すのが一番だ。

陸地マップでは仏教/ヒンズー教/ユダヤ教の中から2陣営に分かれる事が多いが、
3陣営に分かれる場合もそれなりにある。
また、後期宗教を創始したAIは、国教をそれに切り替える場合がある。

全てのAIが敵である可能性が有る状況より、明確に敵と味方を区別した方がプレイしやすいだろう。
技術取引も行いやすくなるし、宗教制度も強力なため、国教はできるだけ制定しよう。

なお、自国が端っこであるなら問題はないが、ド真ん中であるならば、常に戦争の危険が付きまとう。
しかも3宗教、4宗教が流布されている時は、1の味方を得る為に2の敵を作ったりしがち。
この場合はいっそ無宗教で通し、全方位土下座外交をもくろむ手も有る。 割り切ってシェダゴン・パヤを建造し、信仰の自由を導入してもいいかも。

時代が進み信仰の自由が広まると、せっかくの態度+ボーナスがクリアされてしまう。
仲の良い間に技術交換などで、基礎的な態度ボーナスを稼いでおこう。

バチカンについて †

バチカンが建った場合、当該宗教の施設に、ハンマー+2の効果がある。
寺院と僧院で+4。これは非常に強力である。特に沿岸都市ではありがたい。
バチカンを他国が建造した場合も有効なので、票数確保の意味もあり、うまいことやろう。
時期的・数量的にあまり効果的ではないが、大聖堂も+2で合計+6が狙える事も考慮しておこう。
しかしバチカンはハンマーがとても重いため、リーダー選挙の被投票権にこだわらないのなら、
宗教を同じくするライバルに「神学」をばらまき、誰かに作ってもらうと言う手もあるぞ。効果は同じだ。
ただ、神学が他の宗教を持ったライバルに流れる危険性も有るため、失敗しても泣かない。取引を切らせる事で流布を抑える手段もありそうだが、あまり実用的とは言えないだろう。

なお、バチカンの対象とされる宗教は、建築完了時の国教であるため、
自国の創始したマイナーな宗教に設定することで、ハンマーボーナスの独占が可能だ。

更に言えば、ハンマーボーナス目的で既存の宗教を国内に拡げまくると、その分、ライバルの聖都に商業ボーナスが入ってしまう。
よって、特に宗教志向であれば、この裏技も、真剣に考慮してみる価値があるだろう。
(ただし、バチカン建築中の都市に新しい方の国教が布教されていない場合、
改宗した瞬間、建築が無かったことにされてしまう。
あまり使わない技だからこそ、使う時には気を付けよう。)

ちなみに「都市を正当な所有者の元に戻す」採択は、場合によっては非常に強力である。
また、バチカンの陳腐化はマスメディアである点と、科学的手法を開発すると、僧院は文化以外何も産出しなくなる点も気を付けよう。

情熱大陸で飛び地だの、テラでの新大陸土地だの、何らかの理由で文化の貧弱な敵都市は、余裕が有ったら文化侵略してみよう。
近隣の都市に劇場と僧院の2,3個も建てれば、大抵押し込めるはずだ。スパイも使えるぞ。
共闘した味方に、うっかりおいしい都市を横取りされた時なんかも使いどころだ。
所詮敵はAIであり、人間様が本気でなりふり構わない文化侵略を仕掛ければ、敵うはずもない。
なお、言うまでも無いが、特にバチカンが関わらずとも、都市が勝手に寝返ってくれることもある。
逆に自都市の文化転向を防ぐには、多数の守備兵を置いて、反乱を鎮圧しまくろう。反乱が起きると危ないぞ。

バチカン決議について †

バチカン決議における票数は、布教されている都市の人口に比例する。
つまり、バチカン決議を有利に運びたいのであれば、当該宗教を全国土に布教すればよい。
ただし、決議に「ありえん!」を選択した場合、布教された都市で不幸が+5されるため、
大々的に布教した場合は、国家機能が麻痺する恐れがある諸刃の剣。
しかしこのペナルティは「ありえん!」を選ぶ事で、本来通る議案を拒否した場合のみの発動であり、
票数的にどっち道議案が通らなかった場合は、ペナルティは無い。
ちなみに、前述の+2ハンマーボーナスも一時的に消えてしまう。
これは、以後の何らかの議案に賛成票を投じる事で回復するぞ。

また、以上の理由により、自国の創始したマイナーな宗教のバチカンを建築し、
他国には最小限だけ布教することで、意のままとまではいかないが、
国際情勢をそれなりに有利に操れるはずだ。


なお、バチカンによる外交勝利決議は、全文明にその宗教が布教されている必要がある。
その場合は自国の票数割合確保のため、上記の様にちょっとだけ布教するのがいいだろう。
ただし外交勝利には票数制限が存在する。単独で票の三分の二を得ないように、友好国には多めに布教しよう。

改宗要求について †

外交を通じてAIの国教を自国の国教に変更させることができる。
条件は三つ

全体的に必要な外交感情のレベルが高いため、仲良くなるためと言うより防衛協定や永久同盟、平和的属国などの為の、最後の一押しに使う事になるだろう。

また、大量に該当宗教の布教を行えば、自発的に改宗することも有り得る。

科学的手法について †

色々なモノを陳腐化するが、結局は避けては通れない科学的手法。
宗教的な意味では、宣教師を生産するための僧院が建築できなくなるのが痛い。
特に戦争で新しい都市と新しい宗教を得た場合は、痛切だ。

が、ここで、宗教の組織化を思い出してあげてほしい。
これを使えば、僧院がなくても無理矢理宣教師が生産可能なのだ。
宗教志向、黄金期、コルコバードのキリスト像が有れば、ロスは少ないぞ。
何らかの事情があり、内政のロスより布教を優先したい場合は是非一度、試してみて頂きたい。


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