衛生兵

攻略・考察/戦法集/衛生兵
Last-modified: 2013-01-08 13:06:48


ユニットの耐久力回復に関する考察である。というか割と初心者向けの解説である。



概説 †


最初に声を大にして言いたい。少なからず戦争を行うのであれば、最低1体は、専門の衛生兵を用意しておくべきだと!

まずはすたすたのこちらのページをご覧頂きたい。
行動せずに待機した場合、敵地では毎ターン5%、占領直後、レジスタンス発生中の都市では15%の耐久力が回復する。
さて、通常、都市占領直後は、砲撃部隊や斬り込み部隊の耐久力がボロボロになっているはずである。
仮に20%まで低下しているとしよう。
この場合、都市で耐久力を回復した場合、80/15=5.3333→6ターン、回復に時間が必要となってしまうのである。これでは戦機を逸してしまう!
ところがスタックに衛生兵Iの昇進を持つユニットが混じっている場合、+10%回復が上乗せされる。故に毎ターン25%の回復となり、80/25=3.2→4ターンで回復してしまう。
衛生兵Iを付ける為には通常、レベル3。5の経験値が必要であるので、兵舎+神権政治or主従制で賄えてしまうし、攻撃志向や偉大な将軍の定住でもいいのだ。
また、素早い回復を行う事で実働ユニットが増え、実質的にユニット数が数割増しとなる事態さえ考えられる。
余談だが第二次大戦時の潜水艦など、修理補給中が1/3、進撃|帰還中が1/3、作戦中は1/3と言われていた程である。ああなんということか、なんということか!

更に、である。衛生兵IIIの昇進を付ける事で、+15%回復が上乗せされる。毎ターン40%の回復となり、わずか2ターンで戦力が回復してしまう。
尚、衛生兵IIIの昇進には偉大な将軍の合体が必要となる。
このレベルに達すると、通常攻撃部隊は過半数が意図的な回復要らず。敵地でも30%の回復が約束されるので、砲撃ユニットの砲撃待ちの1ターンで(少なくとも被砲撃後の敵にとどめを刺す分には)十分回復してしまうため、迅速な進軍が約束される。
また、籠城作戦で敵の猛攻を凌いだ次のターン、十分に回復した兵で逆襲に転じる作戦は基本である(最前線の都市周りの森林/ジャングルは伐採しておくこと!)。

尚、経験値6以上のユニットに偉大な将軍を合体させれば経験値が26に達しレベルが6になる。故に更に士気の昇進を付け、移動力を+1させる事も可能である。
(前記の条件に偉大な将軍の定住などを組み合わせれば経験値7のユニットをいきなり生産する事ができる。また、カリスマ志向や攻撃志向なら何も考えなくていい。詳しくはこちら)。
迅速に移動し、常に最適なスタックを回復させる事ができるため、非常に使い勝手が良い。騎乗や偵察系ユニットに付けて、更に移動力を伸ばす手も有るが、移動力は2で十分かもしれない。もちろん3有れば有るに越したことは無いが。
また、やや本稿の趣旨からは外れるが、国家遺産・ウェストポイントの解禁(レベル6以上のユニットの所持)のために一番手っ取り早い手段が、将軍の合体である事も指摘しておく(参考:国家遺産のページ)。他には私略船による海賊プレイなどがある様だ。

更にこちらを参照して頂きたい。
衛生兵I、衛生兵III、レンジャーIIIを付ける事で、更に+15%、合計で+40%回復してしまうのである。
敵地で45%、占領直後の都市で55%である。
さすがにこれはオーバースペックでありネタである、と言う人もいるが、一度はお試し頂きたい。俗にベホマじじいと呼ばれ、ものすごい事になる(もっとも、衛生兵IIIだけでベホマ爺扱いされる事も多分にある。まあ、そこらへんは文脈を読んでください)。

ユニットの種類によって付けられる技能が違うが、これに関しては後述する。

ユニットタイプ別衛生兵 †


将軍付衛生兵を作る際、騎乗ユニットにするか偵察ユニットにするか、それとも他のユニットタイプ・・・?うーん、迷いますね
以下にユニットタイプ別にメリット・デメリットを挙げますので、実際に作る時の判断材料にどうぞ
後述するように衛生兵が敵兵を攻撃したい、という事態もあり得ますが、攻撃力の低いユニットを衛生兵にして、被攻撃時に迎撃役にならないように配慮しておくのが無難です。


偵察ユニット †


騎乗ユニット †


※軍用象は除く

白兵ユニット・火器ユニット †


その他のタイプ †


衛生兵は以上の3タイプのいずれかで作成するのが主流だが、もちろん他のタイプでも構わない
群島マップ等の島の多いゲームでは海洋ユニットが衛生兵となるケースもあるし
戦略資源が無く偵察ユニットを作ってる暇も無いゲーム初期の防衛戦では、弓術ユニットが衛生兵となるケースもあるだろう
どんなユニットタイプであろうと衛生兵は重要である。臨機応変に作って頂きたい

余談など色々 †

衛生兵II、衛生兵IIIのついたベホマじじいが居る場合の話。こいつは隣接ユニットも回復させてくれる。
都市攻略直後は、都市の隣に行動が終了した部隊(結構ボロボロ)と、都市内になだれ込んだ部隊(割と元気)に分かれているはずだ。
この際、敵の逆襲の心配がないなら、都市外の部隊は次のターンを待機した方が、早く回復する場合が多いぞ。
都市内に入り込む1ターンは回復しないからだ。都市内の部隊と同時に回復しきればとてもスムーズに進軍を再開できる。
小規模な逆襲が心配なら、元気なユニットを多少護衛に回してやるといいだろう。
ただし見込み違いとなると致命的損害を被りかねないので(そもそも戦力が2タイルに分散している時点で・・・)、 しっかり偵察出来ている時か、もう楽勝の押せ押せの掃討戦の時にとどめておくのが無難ではある。
相手が胸甲騎兵や騎兵隊を出せるなら、やめておいた方がいいぞ。

ベホマ爺ネタばかりがもてはやされているようですが、しょせん居ても3匹です。
押せ押せの同時多発歩兵戦車爆撃機ラッシュの時などは、部隊の分だけ衛生兵Iが居れば相当に便利です。
わたくしこの前も、制覇狙いで、2位の強国と属国ザコ2国に宣戦布告しましたとも。
3正面作戦です。全然回復の手が足りない!7都市同時攻防中!!
しかも現代戦なので、爆撃機や戦闘機の基地でも回復もしないといけないぜ!
いやまあほら、逆に宣戦布告される可能性も有った訳で、備えあれば憂い無しであります。
という訳で、ラッシュには用いない、一応の都市駐留用ユニットのいくらかに衛生兵I、ってな結論なんです。
現代戦だと騎兵隊かSAM歩兵がいいかもしれません。

BtSなら戦闘Iだけでなく教練Iからも衛生兵Iに行けます。
「矢面に立たせたくはないけど、弱すぎるユニットで敵に狙われたら一撃でやられちゃいそうなのは怖い」と考える人は
都市防御I・IIや戦闘I・急襲を持ったライフル兵のスタックの中に教練I・衛生兵Iのライフル兵がいるというのも
ひとつの案かと思います。


序盤、チャリオットと槍兵の内何体かは、戦闘術IIや都市襲撃などではなく衛生兵Iを付けておく。将来のベホマじじい候補だ。
予備を含めて4部隊あれば足りないことはない。
また、チャリオットは兵舎+厩舎(騎乗で解禁)で、いきなり経験値5で生産可能。
ザコにトドメを刺せばすぐ経験値6、高機動力ベホマじじいの条件を満たせるので、いくつか作っておこう。弓騎兵も悪くない。
馬がないとこの点は不幸だ。

回復役は敵の目標になりにくい様に、できるだけ弱いユニットにする。
余裕があれば新たに経験値7の斥候や探検家を作成する。
衛生兵のためだけに主従制や神権政治を採用する必要はないが、他の事情でそう設定してあるなら、大将軍を一人定住させるだけで済むぞ。

1回目の大規模戦争。一人目は生産+英雄叙事詩(予定)都市に定住して経験値5(騎兵なら7)のユニットを量産できる様にするか、 ベホマじじいに投入するかは難しいところだ。
まあ結局、この時点で有力なベホマじじい候補がいるかどうかにかかっているのかもしれない。

爆撃機を活用する場合、3人めを作る作戦も有力になる。
もっとも、適当な新規生産ユニットに衛生兵Iだけつけておいてそこら中に駐留させてもそれはそれで有力だし、
爆撃機を大量に作って後方都市とでローテーションしてもいいぞ。

やや本稿の趣旨から外れるが、衛生兵以外での大将軍の使い方は難しいところだ。
他の理由から軍事学を優先する場合士官学校配置での軍事ユニット大量生産がいいが
(特に神権政治、主従制、ペンタゴンと併用すると、それなりの精鋭ユニットを大量生産可能だ)、
英雄叙事詩都市に集中定住して超精鋭ユニットを生産するのもおもしろい。


偉大な将軍付衛生兵と軍事系国家遺産 †


軍事系国家遺産である英雄叙事詩とウェストポイントの建造には、それぞれレベル4レベル6のユニットが存在していた事が必要条件(存在した経歴があれば生死は問わない)
レベル4ユニットは戦争中ならば狙わずとも達成できる事は多いが、レベル6ユニットともなると戦闘の経験値のみで達成するのはかなりの計画性と運が必要となる

そこで、偉大な将軍を合体させると20もの経験値を即座に得られる事を利用しよう
カリスマ志向文明のユニット or 経験値6以上のユニットと合体させればレベル6ユニットを容易に作ることが可能なのである
ただし偉大な将軍を合体させる際、合体させたマスに戦闘ユニットが2個以上いると経験値が分配されてしまうので注意

余談だが、レベル6以上のユニットを作るだけが目的なら将軍付ユニットでさえあれば別に衛生兵でなくてもいい
だが将軍付ユニットに戦闘系昇進を付与しても死ぬ時はあっさり死ぬのでもったいない
衛生兵Ⅲの昇進が最も使えるため将軍付ユニットは衛生兵にするのが主流であろう


コメント欄 †