Real Power of Nations - Play Review  〜イスラエル・ソロモン編

 

はじめに

 

プレイしたイメージをご紹介するため、Real Power of Nations を通してテストプレイしてみた様子をレポートします。

つたない文章ですがご了承下さい。

 

設定

 

Real Power of Nations ver.1.12.12 + 追加パック ver.1.12.12

併用Mod CGE1.11b

難易度 皇帝

マップ テクトニクス(RPoN用)・パンゲア

サイズ 普通

文明数 7

その他 破壊的蛮族

 

マップは標準の7文明で丁度良いようにサイズを調整したテクトニクスのパンゲアです。

オプションでは、「破壊的蛮族」をオンに。序盤から蛮族の猛攻が期待できます。

 

 

登場人物  

 

プレイヤー文明は、追加パックのイスラエル文明からソロモンを選択します。

イスラエル文明のUUは移動力2の剣士、マカビー、UBは幸福ボーナスをもつ城壁、コテルです。

RPoNでは、剣士が対白兵ボーナスをもち強力なので、足の速い剣士は使いやすいUUです。

また、世襲制が使えない序盤で幸福ボーナスが得られるUBも魅力的です。

 

 

  

 

 

ソロモン(組織/金融)−イスラエル

北条政子(攻撃/カリスマ)−日本

クレオパトラ(カリスマ/創造)−エジプト

ムッソリーニ(攻撃/勤労)−ローマ

スーリヤヴァルマン2世(拡張/創造)
−クメール

ヴィクトリア(金融/帝国)−イギリス

シャカ(拡張/攻撃)−ズールー

 

 

 

 

ライバル文明のうち、せっかくなので3つは追加パックからクレオパトラ、北条政子、ムッソリーニを選択します。

残りの3文明はランダムで、スーリヤヴァルマン2世、シャカ、ヴィクトリアが選ばれました。

シャカさんを筆頭に、焦臭い大陸となっています。

 

RPoNでは諜報にボーナスが付く「統制志向」が増えており、BtSの既存のリーダーの志向も、以下のように一部変わっています。

また、防衛志向は年建設時に防御ユニットが自動配置されるため、BtSと比べてかなり強くなっています。

その他、攻撃志向は都市攻略&破壊時の金銭ボーナスがプラスされ、帝国志向はユニットのアップグレード費用のディスカウントがあるなどの改変があります。

 

 

 

 

1.イスラエル建国

 

開始地点に首都エルサレムを建設します。

川沿いでトウモロコシ、牛、石があり良立地といえるでしょう。後から馬も沸きました。

 

首都エルサレムAD1

 

序盤に気をつけるべき失敗は以下の3つです。

 

1. 領土拡張競争に負けてしまう

2. 拡張を急ぎすぎて経済破綻し、アルファベットが終わらない

3. 蛮族に蹂躙されてしまう

 

エルサレムは大陸の北東部の、ちょっと半島状の陸地の中央にあるとわかったので、まずはここの確保を考えます。

ぱっと見丘が少ないので、工業生産力がやや劣る懸念があります。

隣接文明は、ズールーのシャカとローマのムッソリーニで、どちらもそこそこ距離があります。

それ以外の国がどこにあるかはまだよくわかりません。

 

2都市をどこにつくるかは色々な考え方がありますが、ここは攻めの拡張をします。

BC2440年テルアビブを、エルサレムから7スクエア南にはなれた河口に建設。

ズールーに近くて危険ではありますが、丘陵地帯であり、後には鉄も沸いて、貴重な軍事都市となりました。

次の第3都市は、銅をとるという手もありましたが、首都で馬が手に入ったため(RPoNでは狩猟で馬を発見)銅を急ぐ必要はありません。

イスラエルの開拓者は更に西進して、ローマ国境に第3都市ヘブロンを建設しました。

テルアビブ−ヘブロン間の砂漠は当面使い道がないので、この線を国境として、6-7都市の広さを囲ったと言えるでしょう。

経済と他国の動向をみながら、BC850年、リション・レジオン、BC500年、マサダ、BC100年、ペエルシェパと建設していきます。

 

イスラエルAD1

 

 

これだけ遠くに都市を2つも作ると、それだけ維持費がきつくなり、技術研究に遅れが出ます。

ソロモンは、金銭にボーナスがつく金融志向と、社会維持費が安くなる拡張志向という、この面で最も有利な志向をもっているので、このような強気の拡張ができました。首都では早め早めに小屋をつくって育てています。

 

RPoNでは、村や町はコインに特化した改善となっており、パンが減る代わりにBtSよりもコインが大幅に増えています。

食料を確保しながら町を育てましょう。

 

強気の理由はもう一つ、ピラミッドがあります。

石工術を蛮族小屋から入手したので、首都の石に採石場を建設、これを使って、BC2000年にストーンヘンジ、BC950年にピラミッドが完成。

ピラミッドは、全ての政治体制を解禁する世界遺産ですが、RPoNではこれに加えて、政治体制変更にともなう無政府期間がゼロになる効果があります。

政治体制は普通選挙を採用。小屋の成長を50%加速して、更に社会体制の維持費を軽減してくれます。

幸福ボーナスがつかないのが難点ですが、そこでイスラエルのUB、コテルの幸福+2が効いてきます。

 

序盤の重要技術は、アルファベットと鉄器です。

イスラエルはBC850年にアルファベットを開発。

アルファベットを取ると、BtS同様、技術交換とビーカーの生産が可能になり、技術開発の自由度が増します。

RPoNでは、それに加えて、新国家プロジェクトである百科事典の編纂が可能になります。

 

 

更に大きな違いとして・・・

RPoNではアルファベットを取得しても技術を100%交換することはできません。

交換できるのは、必要ビーカーの40%までで、残りは自力で研究が必要です。

交換できる割合は、活版印刷で70%、コンピューターで100%に増えます。

スパイが技術を盗んだ場合も同様です。

 

このため、BtSでは常套手段であった、他の技術(美術・法律など)を研究して、アルファベットを交換で入手する、という方法はとりません。

ある程度ビーカーを入れたところで、青銅器などと交換してくれれば喜んで交換しますが、基本、自力開発です。

BC250 百科事典が完成。瞑想、多神教、聖職、一神教、帆走、鉄器の研究が40%まで進みます。

 

鉄器は、重要戦略資源である鉄を確保するため、いち早く可視化したいという点はBtSと同じですが・・・

RPoNでは、鉄器に農場のパン+1の効果があります。(氾濫原の簡易農場を除く)

また、鉄器で解禁される剣士が対白兵ボーナスをもつ強力なユニットになりました。

バランスのため、鉄器の研究コストはアップしており、また陶器は鋳造ではなく鉄器の前提技術となっています。

 

イスラエルはBC150年に 鉄器を開発。テルアビブ・マサダの中間地点で鉄が発見されました。

同年、百科事典によって君主制、数学の研究が40%まですすみます。

 

イスラエルでは、剣士はUUのマカビーですが、どちらも対白兵50%ボーナスをもちます。

BtSでは、剣士は斧兵にカモられる存在でしたが、RPoNでは逆に、斧兵は剣士のやられキャラとなっています。

ただし、RPoNでは剣士とそのUUの生産は首都のみで可能という制限がつきます。(例外あり)

また、生産には君主制も必要となったため、登場はBtSよりも遅くなります。

剣士が登場するまでは、BtS同様、斧兵が主力となるでしょう。

 

蛮族については、半島状の地形と、隣接文明との間隔を詰めた都市建設などにより、蛮族沸きをかなり押さえることができました。

沸いた弓蛮族も、森もない平地主体の地形をいかして、2体のチャリオットが簡単に討ち取ってしまいました。

 

RPoNでは、蛮族はより多く、そしてより狡猾になっています。

2都市建設後は弓兵を生産しはじめないと危険です。

そして弓蛮族が連続で沸いてくるころまでにチャリオットか斧兵を出します。

必要資源の可視化が出現条件に加わったため、槍蛮族の登場はBtSより遅くなりますが、斧槍混成蛮族が襲ってくるようであれば、剣士がいないとつらいでしょう。国家遺産となった万里の長城を一刻も早く建設すべきです。

 

BC

4000 エルサレム建設 神秘主義、農業

3840 ズールー発見

3840 狩猟 石工術(イベント)取得

3780 イギリス発見

3480 畜産 取得

3180 車輪 取得

3160-3040 残り4文明発見

2920 弓術 取得

2720 探鉱 取得

2440 テルアビブ建設

2280 青銅器 取得

2040 陶器 取得

2000 ストーンヘンジ完成

1780 筆記 取得

1720 漁業 40%

1480 ヘブロン建設

950 ピラミッド完成

900 アブー・バクル(大預言者)が異国で誕生

875 イギリスでユダヤ教が創始される、イギリスがユダヤ教に改宗

850 リション・レジオン建設

850 アルファベット 取得

900 漁業 取得

725 スーリヤヴァルマンがユダヤ教に改宗

725 エルサレムにユダヤ教が広まる

675 最初の偉人、シナン(大技術者)がエルサレムに誕生

650 エジプトでヒンズー教が創始される、エジプトがヒンズー教に改宗

500 マサダ建設

475 ファロス灯台が完成(クメール)

450 普通選挙

450 北条政子がヒンズー教に改宗

250 百科事典が完成、瞑想、多神教、聖職、一神教、帆走、鉄器が40%

150 鉄器 取得。君主制、数学40%

125 帆走 取得

100 ペエルシェバ建設

 

 

2.戦いのはじまり

 

最初は、やはりシャカさんが動きました。各国の骨格が概ね見えてきたBC75年、ズールーがイギリスに宣戦布告。

イギリスはイスラエルよりズールーに近く、都市圏の重なり合いが多かったからかもしれません。

 

RPoNでは、都市の周囲3x3スクエアが文化に関わらずその都市の領有になります。

AIもそれを知っているため、他国の文化圏に隣接しても、都市をねじ込んできます。

 

ズールーのねじ込みにより、イギリスは半島部の2都市が分断されてしまっています。

これでイギリスに攻め込むというのは、シャカさん完全に逆ギレです。

 

イギリスvsズールー BC50

 

各国の配置も概ねあきらかになってきました。

クメール−ローマ間と、クメール−日本間には、大きな内海があります。

 

世界地図 AD700

 

AD300年には、大陸の西側でクメールがエジプトに宣戦布告。

国力ランキング上位2強のつぶし合いは歓迎です。

我がイスラエルは、国力ランキングでは4位で、上位にもこのままついて行けそうですが、軍事力は6位とやや離され気味です。

 

BC50

 

 

この時代、宗教の色分けも見えてきました。

まずイギリスで創始されたユダヤ教が、クメールとローマに広まりました。

エジプトはヒンズー教を創始し、日本に広まっています。

そしてAD275年に3つめの宗教、仏教をズールーが創始。

 

RPoNでは、宗教は大預言者による礼拝所(ヴィシュナワート寺院など)の建設によって創始されます。(企業と同じ)

伝道師の生産には神学が必要となっています。また、伝搬確率はBtSより下がっており、他国都市に3つめの宗教を広めるのは簡単ではありません。

また、僧院の機能が宗教ごとにことなります。例えばユダヤ教僧院には交易路+1の機能があります。

 

 

イスラエルは無宗教を守っています。世界的にはユダヤ教が主流となりつつありますが、シャカさんとの宗教対立は死を招きかねないからです。

実は、ストーンヘンジは大預言者を出して「ソロモンの神殿」をつくり、ユダヤ教創始を狙ったものでしたが、一人目はピラミッドからの大技術者でした。

AD560年にようやく大予言者が誕生。神学の取得をまってAD640年にキリスト教を創始します。

キリスト教の修道院は、騎乗ユニットに経験値+4です。厩舎と兵舎があれば、最初から経験値9のユニットがつくれるようになります。

 

 

75 数学取得

75 シャカ(ズールー)がエリザベス(イギリス)に宣戦布告

50 瞑想取得

25 聖職取得

AD1 ベツレヘム建設

1 多神教取得

25 一神教取得

75 法律40%

150 神学40%

175 建築、騎乗40%

250 建築取得

275 ズールーで仏教が創始される。シャカ(ズールー)が仏教に改宗 

300 仏教がテルアビブに広まる

300 クレオパトラ(エジプト)がスーリヤヴァルマン2世(クメール)に宣戦布告

325 法律取得

350 エーラト建設

375 儒教がエジプトで創始される

375 ムッソリーニ(ローマ)がユダヤ教に改宗

375  ズールーが蛮族都市弥生を占領

425 騎乗取得

450 鋳金 40%

475 40%

560 通貨取得

560 聖パトリック(大預言者)がエルサレムに誕生

620 神学取得

640 イスラエルでキリスト教が創始される

640  美学 40%

660 ズールーとイギリスが和睦

680 取得

 

 

 

3.世界大聖戦勃発

 

AD680年、ムッソリーニがユダヤ教の教皇庁を建設したことから、情勢が大きく動き出します。

教皇選挙では、ヴィクトリアの支持をとりつけたスーリヤヴァルマン2世が、イスラエル、日本の反対を押し切って当選。

 

AD700 教皇選挙

 

そしてAD900年、かねてから戦争中だったエジプトに対し、スーリヤヴァルマンが聖戦を発議、これが通ってしまいます。

しかも、自分はAD940年に単独和平するという狡猾さ。これで割を食ったのが日本の北条政子です。

唯一の隣接交戦国となった日本は、国力で上回るエジプトにほぼ単独で立ち向かわなくてはならなくなりました。

同じヒンズー教なのに。

 

一方、一人蚊帳の外にいたシャカさんは、1030年、再びイギリスに宣戦布告。

とはいえ、戦力的には不十分なようです。エジプトとの挟撃を考えたのかもしれませんが、間に日本が立ちはだかっています。

そして1050年、スーリヤヴァルマンがズールーへの聖戦を発議。当然イギリスが賛成し、これも通ります。1票差で。

クメールを盟主とするユダヤ連合による、エジプト、ズールーへの世界大聖戦です。

これで、シャカさんとは完全に敵対してしまいました。旗幟を明確にし、1060年ユダヤ教に改宗します。

 

AD1050 対ズールー聖戦決議

AD1060 国際関係

 

軍事的には、スコア467のクレオパトラがやや突出していますが、最下位のイスラエル含めて一応の自衛力は保持しています。

 

RPoNでは、AIの戦略が改善され、敵対的な隣国に対して十分な軍事力を保持することを優先します。

また、防衛において攻撃を受けた都市に防御力を集中する戦略をとり、BtSBBAIでも同じですが)のAIのように、国境から守備隊が各個撃破されていくようなことはありません。

 

AD1060 スコア

 

680 ムッソリーニ(ローマ)のユダヤ教皇庁が完成、初代教皇はスーリヤヴァルマン2世(クメール)

700 演劇 40%

720 鋳金取得

760 美学取得

800 演劇取得

820 文学取得

820 封建制 40%

900 封建制取得

900 教皇庁決議により、日本、ローマ、イギリス、イスラエルがエジプトに宣戦布告

940 クメールとエジプトが和睦

980 羅針盤 40%

980 クメールで道教が創始される

1000 官吏取得

1100 官僚制・宗教の組織化

1030 羅針盤取得

1030 ズールーがイギリスに宣戦布告

1040 ズールーでイスラム教が創始される

1050 教皇庁決議により、日本、ローマ、クメール、イスラエルがズールーに宣戦布告

1060 ユダヤ教に改宗

 

 

4.世界大聖戦の終結

 

開戦時のイスラエルの戦力は、カタパルト5の他、マカビー、長弓兵、弓騎兵、斧兵がそれぞれ3。あとは弓兵や戦士と貧弱です。

とはいえ、イギリス攻撃中に4カ国から宣戦されては、さすがのズールーもこちらに割く戦力はないはずです。

1100年に機械をとってからは、首都で鎚鉾兵を量産。キリスト教修道院のあるテルアビブでは弓騎兵をつくり、それ以外の都市ではカタパルトを作ります。

 

イスラエル軍AD1060年→1430

 

 

RPoNでは、地上ユニットは大きく、歩兵系、騎兵系、砲撃系の3つにわけられます。

カタパルトをはじめとする砲撃系による攻撃は、「砲撃」となり、非砲撃ユニットは反撃できません。

相手に砲撃ユニットがいない場合は、砲撃により、一方的に副次ダメージを与えることが出来ます。

砲撃ユニットがいる場合は砲撃戦となり、負けた側は消滅します。攻撃側が負けた場合、副次ダメージはありません。

騎兵系は馬か象を必要とするユニットで、森のない平地で25%のボーナスを得ます。

槍兵などのアンチユニットの性能が落とされており、平地においては騎兵系が絶対的強さをもちます。

砲撃系、騎兵系以外の地上ユニットが歩兵系です。

 

 

戦いは陸の上だけではありません。

防衛側の利点が少ない海上は、陸上よりも攻めやすいといえます。

この時代、まだ遠洋に出ることはできないので、沿岸に三段櫂船、更にはガレアス船をスタックし、ズールー海軍の領海侵入を防ぎます。

地上軍の拡充が優先されるため、こちらから攻め込むほどの海軍はつくれません。

 

RPoNでは、海上のみでなく海岸も海上封鎖可能になっており、沿岸都市が海上封鎖によって受ける被害は甚大です。

ただし、海上封鎖範囲は、ユニットの移動力の半分に制限されます。

重要性を増した海戦を楽しめるように、RPoNでは、工学で建設可能となるガレアス船、蒸気機関で建設可能になる航洋装甲艦が追加されています。

 

 

AD1430 イスラエル−ズールー国境海域

 

華々しく始まった世界大聖戦ですが、イスラエル周辺は小規模なズールー軍の散発的攻撃がある程度です。

1120年にはイギリスとエジプトが和睦。それぞれズールーと日本という主敵があるからでしょう。

ズールーは1210年にクメール、1230年に日本と、国境を接していな国々と和睦。徐々に戦線が集約されていきます。

エジプトは、1240年に我がイスラエル、1250年にはローマと和睦し、優勢な対日戦争に前線を絞り込みます。

イスラエルは1340年にローマがズールーと和睦したのを潮時とみて、ズールーと和睦。聖戦から完全に抜けました。

この間の戦果は弓騎兵とガレー船が2,弩兵と剣士が1です。損害はゼロでした。

イギリスとズールーは1430年まで戦い続けましたが、結局都市のやりとりはなく終わりました。

唯一残ったエジプトと日本の戦争は、1440年にエジプトが名古屋を占領。

イスラエルは、鉄を絶たれた日本に銅を輸出して支援していましたが、だめだったようです。

日本とエジプトの戦いは更に1590年まで続きました。

 

軍事力推移 AD840年〜AD1420

 

1070 機械40%

1080 紙取得

1100 機械取得

1120 エジプトとイギリスが和睦

1170 工学40%

1210 活版印刷取得

1210 ズールーとクメールが和睦

1220 音楽40%

1230 ズールーと日本が和睦

1240 イスラエルとエジプトが和睦

1240 光学40%

1250 ローマとエジプトが和睦

1260 音楽70%

1280 ヘブロンにサンコーレ大学が完成

1300 ギルド40%

1330 教育取得

1340 ズールーとローマが和睦

1350 イスラエルとズールーが和睦

1350 ギルド取得

1370 光学取得

1380 銀行制度取得

1380 ヴィクトリア(イギリス)が世界は丸いと証明

1430 イギリスとズールーが和睦

1440 エジプトが名古屋(日本)を占領

1440 哲学取得

 

 

5.戦間期の世界

 

戦争の負担がほとんどなかったこともあり、大聖戦期を通じてイスラエルの相対的国力は増大しました。

同様に大聖戦にほとんど参加していないクメールにつづく国力2位に躍進しています。

GNP、生産、食料は1位。陸地と人口は2位ですが、1位はエジプトと思われます。

軍事力は5位で、1位のクメールの半分くらいしかありません。

隣国ズールーのシャカさんに最悪の敵認定されており、危険な状況です。

 

スコア AD1000年→AD1500

 

イスラエルAD1500

 

 

方針としては、クメール、エジプトとの技術競争をリードしながら、ズールーとの戦争に備える、というものになります。

そのために、まずは1480年に自由主義を獲得、ボーナスでナショナリズムを得ます。

これと1505年に取った火薬により、ルネサンス時代の最強ユニット、胸甲騎兵が編成可能になります。

RPoNでは、胸甲騎兵、マスケット、射石砲(火薬+工学)が、ルネサンスの軍事編成です。

 

技術交換テーブルAD1500

 

ナショナリズムを取った理由はもう一つ、世界遺産の解禁です。

ナショナリズムで解禁される世界遺産は、黄金期を発動するタージマハルがありますが、RPoNでは、新世界遺産として凱旋門が追加されています。

 

凱旋門をもつ文明は、ユニットのアップグレード費用が20%軽減されます。

RPoNでは、ユニットのアップグレード時に失う経験値1ごとに、費用が10%軽減されます。(上限あり)

従って、凱旋門があれば、経験値18以上のユニットは、無料でアップグレード可能です。

RPoNでは、帝国志向もユニットアップグレード費用20%減の機能があります。

帝国志向の指導者が凱旋門をもっていた場合、経験値16以上のユニットはコストゼロでアップグレードできることになります。

 

1570年、エルサレムに凱旋門が完成。石による加速がありましたが、万全を期して大技術者を投入しています。

タージマハルもヘブロンで建設中でしたが、加速資源もなく、クメールに先を越されて換金されました。

 

 

1480 自由主義取得

1490 ナショナリズム取得

1490 自由市場と表現の自由を採用

1505 火薬取得

1510 音楽取得

1515 スーリヤヴァルマン(クメール)が道教に改宗

1535 共通規格取得

1560 化学取得

1570 エルサレムに凱旋門が完成

1575 重商主義、農奴制を採用

1590 日本とエジプトが和睦

1610 蒸気機関取得

1615 クメールでタージマハルが完成

1650 鋼鉄取得

 

 

6.第2次ズールー戦争

 

1655年、ついに奴がやってきました・・・。

 

このとき、イスラエルの国力はクメールを抜いて第1位でしたが、軍事力は相変わらず5位でした。

対するズールーの軍事力は、イスラエルの約1.7倍で第1位。

やや国力増強に振りすぎたかもしれません。

イスラエル軍の主力は胸甲騎兵11、マスケット8、射石砲5です。

 

スコアAD1660

 

 

シャカは、国境の街ペエルシェバに対して、胸甲騎兵4、マスケット12、射石砲2、鎚鉾兵2を侵攻させてきます。

ズールーからの侵攻ルートは、もう一つテルアビブ方面がありますが、こちらは丘陵地帯なため、主力スタックはペエルシェバに投入したのでしょう。

 

ペエルシェバ付近に侵攻するズールー軍AD1660

 

 

まさに、未曾有の国難です。

しかし、敵主力スタックをうまく牽制して決戦を先延ばしにできれば、こちらに勝機が出てきます。

イスラエルの利点は2つ。第一に、技術での先行です。

既に鋼鉄が開発され、射石砲を凌駕するカノン砲が製造可能です。

さらに、ライフル兵を解禁するライフリングも研究可能です。

ズールーはこれらの技術の2つ前くらいの段階ですので、かなりの期間有利に戦うことが出来るでしょう。

決戦はこれらの新兵器の数が揃ってからの方が有利です。

 

 

もう一点は、聖戦発動です。

長らく教皇の地位にあったスーリヤヴァルマンは、道教に改宗し、人口の逆転もあってソロモンが教皇候補になっています。

そして、シャカが宣戦布告した直後の1660年、ソロモンがユダヤ教教皇に就任します。

ユダヤ教徒のヴィクトリアとムッソリーニとは強固な友好関係にあり、きっと聖戦に参戦してくれるはずです。

 

教皇選挙AD1660

 

ズールー軍を足止めする上では、防御的砲撃が有効です。

すなわち、こちらのターンでズールー軍を砲撃で削っておき、突撃を躊躇させるのです。

 

BtSでは、HPの回復がターンの最初でおこなわれるため、前のターンで動かなかったユニットに防御的砲爆撃をかけても、動く前にHPが回復してしまうという、おかしなことになっています。

RPoNでは、HPの回復をターン終了時に変更したため、防御的砲爆撃がしっかり機能します。

 

この作戦は、ズールーの射石砲に対して、イスラエルはカノン砲を持っているから可能になります。

まず、ペエルシェバの射石砲2門を、開戦直後にカノン砲にアップグレードし、次ターンでズールーの射石砲を撃破します。

射石砲さえ潰してしまえば、あとはカタパルトでも安全に砲撃をかけることができます。

新旧砲撃ユニットをつかって、ズールーの侵攻スタックに砲弾の雨を降らせます。

 

ペエルシェバを落とすのは難しいとみたのか、ズールー軍は東に進み出しました。

胸甲騎兵の突撃に備え、マサダ、リション・レジオンなどにこちらも胸甲騎兵を配置し飽和防御します。

増強したペエルシェバ守備軍から新鋭部隊を抽出、砲撃ユニットの護衛につけてズールースタックを追尾します。

 

一方、大将軍孫子が率いるズールー軍の別動隊がテルアビブ方面に進出。

テルアビブ駐留軍で対処するには、やや大規模でしたが、イベントでマスケットが対火器昇進をもっていたことも幸いし、なんとか殲滅に成功しました。

 

テルアビブ周辺AD1685

 

 

そして1695年、それまで森を進んでいたズールー軍が、マサダ−リション・レジオン間の小麦畑に出ました。

この地点は、イスラエルの全ての都市から、胸甲騎兵が1ターンで到達できるのです。

この大チャンスに、戦力を結集し、一気に決戦に臨みます。

まず砲撃でズールーユニットを削ります。地形防御が消えて、これまで以上に砲撃が効いています。

 

RPoNでは、地形防御は副次攻撃に対しても有効です。

また、弾幕系昇進は、副次攻撃の最大ダメージを上げる効果があります。

 

そして胸甲騎兵による突撃。ダメージをうけたズールーの胸甲騎兵に対し、最初から経験値9のイスラエル胸甲騎兵が3連勝します。

後のマスケットは、平地では胸甲騎兵の敵ではありません。

残りにはマスケットや鎚鉾兵を注ぎ込んで、ズールーの侵攻スタックは消滅しました。

 

マサダ−リション・レジオン周辺AD1695

 

この野戦が、この戦争の大きなターニングポイントとなりました。

テルアビブ方面に散発的に侵入するズールーの遊撃隊も、カノンと胸甲騎兵を主力に全て撃破しています。

ダメージを受けたユニットを回復させ、今度はこちらからズールーに攻め込む番です。

そして、1710年、ユダヤ教教皇として、対ズールー聖戦を宣言し・・というはずが、ムッソリーニがまさかの反対、決議は否決。

ムッソリーニからは「親しみ」状態にあるのに、まさか否決されるとは。

まさに青天の霹靂です。(自分で作っていながら)

 

対ズールー聖戦決議AD1710

 

1655 ズールーがイスラエルに戦線布告

1660 ソロモンが教皇に選出される

1680 ライフリング取得

1690 カルロ・マルテル(大将軍)が誕生

 

 

7.第2次ズールー戦争/逆襲編

 

聖戦決議が却下され、イスラエルは引き続き単独でズールーと対峙しなければなりません。

ズールー侵攻軍を撃退したとはいえ、軍事的にはイスラエルは未だ6位。

しかし軍事力トップだったズールーが弱体化する一方、イスラエルが軍備を拡張したことで、各国の戦力は拮抗してきています。

ここまでの撃破数はマスケット23、胸甲騎兵11、射石砲5。損失はマスケット1、鎚鉾兵1です。

 

スコアAD1710

 

 

むしろ問題は、クメールに対して技術が後れだしていることです。

1705年には、クメールに自由の女神が完成。

奴隷解放が広まれば、今でも苦しい幸福管理が更にきびしくなります。

 

技術交換テーブル AD1710

 

全体の戦略から言えば、一旦和睦したいところですが、そうもできない事情があります。

イスラエル領内には、石炭がないのです。

石炭は、鉄道を引くのに必要なだけではなく、航洋装甲艦の建造に不可欠です。

ズールーが航洋装甲艦で攻めてきたら、イスラエルの沿岸は完全に麻痺します。

ブラワヨの石炭を、どうしても奪わなければなりません。

 

 

ブラワヨを直接攻めると、ズールーの兵が一気に集結してくる可能性があります。

作戦としては、まずは端の弥生から、オンディニを経て順に攻略します。

 

弥生周辺 AD1715

 

ペエルシェルバからライフル、胸甲騎兵、カノンを主力に侵攻開始。                               

対するズールーも弥生に兵力を集めてきます。

旧式ユニットであっても、数を集められると砲撃の効果が半減します。

機動力のある胸甲騎兵を集中運用して、ズールー軍の集結前、1720年に弥生を落とします。

 

ブラワヨ周辺 AD1760

 

弥生攻略戦により、戦力バランスがイスラエルに傾きました。

1740年にはオンディニを占領、損耗分はテルアビブ守備隊から新鋭ユニットを補います。

1760年、ライフル8、胸甲騎兵10、カノン6からなるブラワヨ攻略軍が集結。

ブラワヨを守るズールー軍を殲滅するには十分な数です。

これでシャカさんも折れました。

 

 

ブラワヨ割譲条約に調印。ただし降伏はガンとしてうけつけません。

イスラエルも精鋭部隊の損失は望まず。ここで手打ちとします。

ズールー攻略戦での撃破数はマスケット10、胸甲騎兵13、射石砲8

損失はライフル2、胸甲騎兵3、カノン1、鎚鉾兵2でした。

 

1705 科学的手法取得

1705 クメールが自由の女神を完成

1715 憲法取得

1720 ズールーの都市、弥生を占領、征服王ウィリアム(大将軍)が誕生

1740 ズールーの都市、オンディニを占領

1740 黄金期を発動

1745 民主主義取得

1750 奴隷解放、神権政治を採用

1755 天文学取得

1760 企業取得

1760 ズールーと和睦、ブラワヨを割譲させる。

 

 

 

8.企業設立レース

 

ズールーから奪った3都市を加え、イスラエルは陸地面積が1位に上昇。

軍事力ランキングは未だ5位ですが、隣接するズールーに対して優勢で、残るローマとイギリスとは関係良好なので、問題ありません。

 

スコア AD1760

 

 

問題はクメールに対する科学技術の後れです。

最終勝利にむけて、とにかくこの差を埋めなければなりません。

 

 

この時期の技術遅れは、企業設立レースで不利になります。

BtS同様、RPoNでも企業の力は強力なので、できればマイニング鉱業、インテリジェンス通信は取りたいところです。

食料系企業も欲しいのですが、領内に海産資源がほとんどないので、シド寿司を取るべきかは迷います。

 

インテリジェンス通信は、アメリカ系遺産が産む資源などにより、諜報と研究を加速するRPoNの新企業です。大スパイで設立します。

 

まず、1775年、クメールがインテリジェンス通信を設立。

スーリヤヴァルマンは、1700年に誕生した大スパイ、スピーカー・ライオンハートをこのために温存していたようです。

このままアメリカ系遺産を独占されると、研究力の差が更に開いてしまい苦しくなります。

 

BtSAIは、偉人誕生時に偶々可能であれば企業を設立する程度でした。

BBAIでも同様)

RPoNでは、AIのロジック改善により、より長期戦略的を立てて企業を設立します。

 

イスラエルは、鉄道で先行して、1808年にマイニング鉱業を確保。

シリアル製粉をクメールに取られまったこともあり、1852年シド寿司を取ります。

あまり役に立たないかもしれませんが、他国に有効活用されるくらいなら、とるべきでしょう。

技術キャッチアップのため、クメールが持っている技術は、他国と積極的に交換します。

百科事典により40%のビーカーは入りますが、残り60%を半分にできる意味は小さくありません。

 

1765 日本がイギリスに宣戦布告

1775 平和主義、普通選挙を採用

1775 クメールが、インテリジェンス通信を設立

1806 鉄道取得

1808 マイニング鉱業を設立

1814 イギリスと日本が和睦

1816 クメールがシリアル製粉を設立

1822 物理学取得

1826 生物学取得

1836 医術取得

1838 軍事学取得

1850 クメールがブロードウェイを完成

1852 シド寿司を設立

1856 アラン・ビンカートン(大スパイ)が誕生

1872 無線通信取得

1878 職業軍人取得

 

 

9.第3次ズールー戦争

 

クメールとの技術競争を繰り広げていたイスラエルに、予期していなかった危険が迫ってきました。

ズールーの軍事的脅威です。

一度は叩いたズールー軍ですが、恐ろしいペースで再軍拡を進め、イスラエルを逆転。

これに対処すべく、職業軍人の研究完了をうけて、1880年にイギリス、ローマと防衛協定を結びます。

大陸の東半分を覆う安全保障体制が整ったと思ったんですが、シャカさんにはそんなの関係ありませんでした。

1884年ズールーがイスラエルに宣戦布告。イギリス、ローマがイスラエル側で即時参戦。

 

軍事力的には4カ国に大きな違いはありません。

しかし軍の構成は、歩兵、騎兵隊、カノン砲からなるイスラエルに対し、ズールーはライフル、胸甲騎兵、射石砲と旧式です。

 

精鋭軍を抽出し、イギリスのヘイスティングス方面からノバンバを攻撃します。

例によって砲撃戦では圧倒し、更に飛行船6機による爆撃を加えます。

しかし、丘の上にあるノバンバの守りは堅く、鎚鉾兵から育てた都市特攻3をもつ歩兵以外は損失がでるので攻撃できません。

ノバンバ攻略には、更に強力な砲撃が可能となる長距離砲が必要です。

攻略軍は、一旦オンディニに引き上げさせます。

 

イスラエルによるノバンバ攻撃1900

 

一方、海上ではイスラエルの航洋装甲艦の前に、ズールーのフリゲートは数で二倍以上と勝りながらなすすべがありません。

艦隊をノンゴマと首都ウルンディの間において、ズールー領土を海上封鎖します。

ズールー西岸では、同じくイギリスの航洋装甲艦がクワデュクザを封鎖しており、ズールーを海から締め上げます。

更に南のウムグングンドロヴも封鎖してしまえば完璧ですが、艦隊を分けるとズールーのフリゲートが特攻してくる可能性があるので自重します。

 

イスラエル航洋装甲艦による海上封鎖1906年終戦直前

 

海から締め上げつつ、国境付近でのゲリラ的攻撃なども交えてズールーにダメージを与えます。

1906年までに、射石砲21、フリゲート7、胸甲騎兵1、ライフル1を撃破。

ついにシャカさんも心が折れ、ソロモンの軍門に降りました。

 

 

 

 

1880 イギリス、ローマと防衛協定締結

1884 クメールがシヴィライズ宝石を設立

1884 ズールーがイスラエルに宣戦布告。イスラエルと同盟関係にあるイギリス、ローマがズールーに宣戦布告

1888 ロックンロールが完成

1892 大量生産取得

1894 コルドバードのキリスト像が完成

1898 エッフェル塔が完成

1898 イギリスがクリエイティブ建設を設立

1901 長距離砲取得

1902 内燃機関取得

1904 スブタイ(大将軍)が誕生

1906 ズールーが降伏

 

 

10.決着

 

ズールーを降したことで、残る課題はクメールに対してどう勝つかです。

また、ズールーには海産資源が豊富であり、シド寿司もパン+4と繁盛し始めます。

 

遺産の方は、ロックンロール、キリスト像、エッフェル塔、ペンタゴン、国際連合を押さえましたが、ブロードウェイ、ハリウッドをクメールに取られています。

技術開発競争は微妙な状況で、インターネットをとらないとまずそうです。

 

スコア AD1910

 

 

 

そこで可能性が高まってきたのが外交勝利です。

イスラエルは、自国と属国のズールーの他、イギリスとローマの支持を得ています。

シド寿司により人口も増大するので、案外それだけで行けるかも知れません。

 

国際連合を自力設立したのは、自派のイギリス、ローマがつくって、対抗馬にまわってしまうのを防ぐためです。

エリザベス、ムッソリーニの支持のもと、首尾良く国連総長となったソロモンは、最初の投票で外交勝利を提案します。

 

国連投票 AD1919

 

開票結果は否決。可決には55票足りませんでした。

それなら話は簡単です。日本が57票もっています。

 

1920年、日本に宣戦布告。

イギリスの文化圏に分断され、東の飛び地となっている旧蛮族都市のフェニキアを攻撃します。

北条政子はフェニキアにカノンを20も溜め込んでいましたが、主力がライフル兵では戦車を擁するイスラエルの相手ではありません。

電撃的にフェニキアを占領し、日本はイスラエルに降伏します。

 

 

そして次の国連投票において、イスラエルの外交勝利が無事可決されました。

 

国連投票 AD1925

 

 

1908 ペンタゴン完成

1909 マスメディア取得

1911 産業主義取得

1911 国際連合が完成

1914 クメールがハリウッドを完成

1915 クメールがスタンダード石油を設立

1918 プラスチック取得

1920 日本に宣戦布告

1921 日本の都市、フェニキアを占領、日本降伏

1925 イスラエルが外交勝利

 

 

おわり

 

その他のレビュー