Real Power of Nations (RPoN) を実際にプレイしたイメージをご紹介するため、通してテストプレイしてみた様子をレポートします。
【設定】
・ Real Power of Nations ver.1.9.12
・併用Mod : CGE1.11b
・難易度:皇帝
・マップ:テクトニクス
・サイズ:普通
・海面: 60%
・文明数: 12
・その他:破壊的蛮族
マップはBtS3.17で追加されたテクトニクスです。
全体的にフラクタルと似たような大陸配置になりますが、
「プレートテクトニクス理論」で説明されるような「リアル」な地形が生成されます。
海面が現実の地球の比率に近い70%だと、ゲーム的には海ばかりという印象になるので、60%にします。
デフォルトの7文明では陸地が広すぎるので、12に増やします。
オプションでは、「破壊的蛮族」をオンに。
テクトニクスやフラクタルでは文明のスタート位置が偏ってしまい 使える土地の広さで不公平が出やすい傾向があります。
RPoNで「破壊的蛮族」をオンにすると、近くに広い空白地帯がある場合は蛮族の攻撃を受けやすく、不公平が少なくなります。
【地理と登場人物】
世界地図 AD1000年
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シャカ(攻撃/拡張)−ズールー |
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スーリヤヴァルマン2世(拡張/創造)−クメール |
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ユスティニアヌス1世(宗教/帝国)−ビサンティン |
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シッティング・ブル(哲学/防衛)−インディアン |
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ギルガメッシュ(創造/防衛)−シュメール |
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パカル2世(拡張/金融)−マヤ |
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毛沢東(組織/哲学)−中国 |
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オラニエ公ヴィレム1世(創造/金融)−オランダ |
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リンカーン(哲学/カリスマ)−アメリカ |
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ザラ・ヤコブ(創造/組織)−エチオピア |
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ブレヌス(宗教/カリスマ)−ケルト |
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サラディン(宗教/防衛)−アラブ |
ランダムで引いたのはズールーのシャカ。
AIではアステカのモンテスマと並ぶ序盤の最脅威指導者である。
敵として彼が出てこないことが、シャカを引いた最大の意味かもしれない。
とはいえ、初期拡張に強い拡張志向とUBのイカンダ(都市維持費-20%)、攻めても守っても安心の攻撃志向と、優秀な指導者である。
ライバル文明をみると、いわゆる戦争屋タイプはいない。
しかし、やや文明数が多めなので、それなりに国境紛争は絶えないだろう。
勤労がいなかったので遺産は取りやすい面子といえる。
男ばかり12人の、ややむさ苦しい惑星であるが、我慢して行こう。
V字型の1つの大陸に全ての文明が配置されたが、ケルトとアラブは山岳で陸上交通が遮られている上、
広めの空白地が蛮族地帯となるためやや孤立している。
大きな世界大陸の他に、無人の小大陸が2つ存在する。
海洋はV字の上下で分割されており、海上船舶はシュメールの北東に建設された元蛮族都市の西ゴートを通してのみ通行が可能である。
BC4000年、開始地点に首都ウルンディを建設。牛、金、貝、ワインと資源が豊富な川沿いの海岸である。
丘陵と平地のバランスもいいのだが、なんと言っても陸地が少なすぎる。
工業化以降の出力はそれほど期待できないだろう。
もっと陸地が多い主力都市をいくつか確保したい。
ウルンディ BC3800年
先ずは貝を活かすため漁業を研究、獲得次第、生産を戦士から作業船に変更する。
次に牛のために畜産に進むが、畜産完成により悲しい事実が判明。
ビサンティン領を超えた東の果て以外、近場に馬が全くなかった。
RPoN では騎乗ユニットが強力になっているため、馬がないことは軍事的に相当不利になる。
《RPoNにおける騎乗ユニット》
RPoN では、全ての騎乗ユニットが森や丘のない平地・草原で25%の戦闘ボーナスを持ちます。
また、槍兵、長槍兵の対騎乗ボーナスは50%に削減されているため、平地では騎乗ユニットが圧倒的に強力です。
一方、弓騎兵は8隊、騎兵でも20隊と保有数が制限されている他、編成必要コストも上がっています。
ビサンティンのユスティニアヌス、インディアンのシッティング・ブル、エチオピアのザラ・ヤコブ、中国の毛沢東、
マヤのパカル2世、クメールのスーリヤヴァルマン2世、オランダのオラニエ公と相次いで接触。
文明密集地らしいということで、蛮族対策は放置し、一刻も早く土地を囲い込むという方針を立てる。
開拓者ラッシュ
初期配置の斥候で探索したところ、ウルンディのある半島のすぐ東にはビサンティンの文明圏があることがわかる。
ここに蓋をされたら、我がズールー文明は窒息してしまうだろう。
戦士の次は定石通りに労働者、そして更に2体目の戦士を生産。
これをウルンディ北東の都市建設予定地に派遣する。米、牛、銅、氾濫原、川が揃った海岸という「神立地」である。
ウルンディは人口3で開拓者の生産を開始。森林も伐採し、とにかく急ぐ。
牛資源は、将来的には微妙になってしまうものの、パンとハンマーで出力6は、序盤の開拓者生産にはとても役立つ。
BC 2080年、第2都市ウムグングンドロヴを建設。まだ他文明は拡張に動いていないようだ。
弓兵を生産しつつ、首都の人口を4に伸ばし、次の開拓者を生産。当然、森林伐採も併用。
BC 1600年、第3都市ノバンバを首都の7スクエア南東に建設。
非戦で6都市確保するため、対クメールでの幅寄せ建設。羊と銅のある海岸だが、川や丘がなくハンマーで苦労しそうだ。
BC 1200年、「長盾イベント」により白兵ユニットにカバースキルが付与される。
攻撃志向とあわせて、イカンダがある都市では最初からスキル3つの斧兵が生産可能になる。
また、鉄資源が首都で無事発見される。
首都では更に弓、開拓者をセットで生産。金があることもあり、維持費には余裕がある。
BC 1120年、第4都市ブラワヨを首都の東に建設。1マス湖に面した牛、米都市である。
このとき、東からはビサンティンの開拓者がやってきており、まさに1手差で都市の確保に成功する。
2都市分の後背地を囲い込んでおり、非戦6都市という序盤の目標をクリアーした。
もしここで負けていたら、このゲームは相当厳しくなっていただろう。
ブラワヨ建設 BC1120年
BC 4000 ウルンディ建設
BC 2080 第2都市ウムグングンドロヴ建設
BC 1960 ヒンズー教が創始される(ケルト)
BC 1600 第3都市ノバンバ建設
BC 1600 仏教が創始される(クメール)
BC 1560 クメールが仏教に改宗
BC 1160 ビサンティンが仏教改宗
BC 1120 第4都市ブラワヨ建設
BC 970 ユダヤ教が創始される(エチオピア)
BC 975 エチオピアがユダヤ教に改宗
BC 925 ユダヤ教がズールーに伝わる(ノバンバ)
BC 825 マヤがユダヤ教に改宗
BC 725 仏教がズールーに伝わる(ブラワヨ)
獲得技術:農業(初期) 狩猟(初期) 漁業 畜産 採鉱 青銅器 車輪 弓術 鉄器 陶器 筆記
まずは領土を確保したものの、Civの世界はそれほど甘くはない。
隣接するインディアン、ビサンティン、クメールが、ズールー諸都市に隣接して都市を建設してくる。
他文明に都市を隣接されることには以下の3つのデメリットがある。
1. こちらの都市圏が削られてしまう。
2. 都市圏を維持拡張するため、文化施設の建設、芸術家の雇用などが必要になる。
3. 都市圏が被る文明に戦争をしかけられる危険が高まる。
ズールー主要部 AD840年
通常、都市が4つくらいに増えれば、ユニット生産は新都市にまかせて、首都では遺産を狙ったりする余裕がでるのだが
そういうわけで今回は、文化で圧殺されるか、軍事的に潰されたくなければ、首都で斧兵を生産し続けるしかない。
予定6都市の内5都市が港湾都市となるズールーにとって、ファロス灯台が是非とも欲しかったが断念する。
ファロス灯台は、AD1年中国によって完成された。
BC 675年第5都市クワヂュクザ建設。貝と香辛料があり、米をブラワヨと共有する。
ここも陸地が少ないが、前線都市は文化押しに忙しいので、貴重な後背地だ。
技術交換開始
いち早くアルファベットを取得したマヤから、まずは神秘主義を取得。最低でもオベリスクがないと、全く文化が出せない。
次いで、鉄器に陶器をつけてアルファベットそのものを取得。
石工術から聖職まで、取れるものを全て取っておく。
自力開発は美学ルートを取る。独占が崩れない限り、美学は当面秘匿する。
君主政治が出回り始めたので取得し、世襲統治と宗教の組織化を採用。文明が密集しているため、技術の伝搬が早い。
技術交換テーブルを注意深くみていないと、乗り遅れてしまう。多少損でも早め早めに交換した方が結局は得なようだ。
通貨を取得してからは、コモディティ化した技術の売却で小銭も稼ぐ。
いくつか来る恐喝については、独占技術以外は全て応じておく。
宗教
宗教創始は完全に無視した。ヒンズー教を創始したアラブとはこの頃まだ未接触だったが、
仏教を創始したクメールと、ユダヤ教を創始したエチオピアに対しては国境を開く。
BC 925年にユダヤ教、BC 725年に仏教がズールーに伝わる。
前線都市に寺院を建てるほか、首都ウルンディには仏教僧院を、ユダヤ教が伝わったノバンバにはユダヤ僧院を建てる。
RPoNでは、僧院の機能が宗教ごとに異なり、仏教はBtSと同じく研究+10%だが、ユダヤ教は交易路+1の効果をもつ。
《RPoNにおける宗教創始》
RPoN とBtS との、宗教に関する最も大きな違いは、BtSでは特定技術の取得により宗教が創始されるのに対し、
RPoN では、礼拝所(ヴィシュナワート寺院、大菩薩寺など)の建設により、宗教が創始されるという点です。
つまり、RPoNで宗教を創始するには、解禁技術の取得に加えて、大預言者が必要になります。
RPoN では、首都に科学者、芸術家、宗教家、スパイの雇用枠があります。
何も宗教が無い場合でも、この宗教家の雇用枠を使って、大預言者を出すことができます。
AIも宗教創始を狙ってきます。宗教を創始したいなら、できるだけ初手で大預言者を出すべきでしょう。
世界情勢
国境開放により世界探索を再開。作業船を北に派遣し、オランダに達するが、氷河に行く手を阻まれて戻ってくる。
東に派遣した斥候は、世界の敵になりつつあるアメリカと国交を結ぶ危険を冒して更にすすみ、BC 75年シュメールとの接触に成功。
シュメールの更に東は山岳に阻まれたため、ここを世界の東端と見なして国に戻る。
これらの探検により国際情勢が概ね判明した。
我々の大陸は、ビサンティンとインディアンを境として仏教とユダヤ教により二分されている。
ズールーはそのどちらについても最前線となるが、頭1つ抜けている隣接国クメールこそ最大の脅威とみて
AD150年、ズールーは仏教に改宗。
スコア AD175年
BC 675 第5都市クワヂュクザ建設
BC 475 オランダが牛を恐喝
BC 475 世襲統治宗教の組織化を採用
BC 475 オランダがユダヤ教に改宗
BC 425 クメールが航海術を恐喝
BC 350 マヤが美学を恐喝にくるが断る
BC 275 インディアンがユダヤ教に改宗
BC 200 アメリカが仏教に改宗
BC200 エチオピアが美学を恐喝にくるが断る
BC 75 中国が仏教に改宗
BC 75 シュメールと国交
BC 25 シュメールが君主政治を恐喝
BC 25 クメールから大理石を輸入
1 中国のファロス灯台が完成
150 ズールーが仏教に改宗
175 クメールが通貨を恐喝
獲得技術:神秘主義(交換) アルファベット(交換) 石工術(交換) 瞑想(交換) 多神教(交換) 帆走(交換) 一神教(交換)
聖職(交換) 美学 君主政治(交換) 文学 数学(交換) 通貨(交換)
スコア上は、2位に付けるズールーだが、GNPはトップの149、平均97に対して56と大きく下回る。
これは初期拡張を急いだ影響が大きい。
維持費を軽減するイカンダの建設を進めると共に、アレクサンドリア図書館の建設を急ぐ。
あれほど頑張った領土確保だが、平均並の7位というのが悲しい。
データ AD175年
AD200年、アメリカがユダヤ教に改宗。仏教陣営の真っ直中での自殺行為だ。
一方、AD275年にはインディアンがマヤに宣戦布告。ユダヤ教同士の戦いを始める。
異宗教で国境を接するインディアンが他国に攻め込んだことで、ズールーへの軍事的圧力は半減したかに見えた。
AD275年、ビサンティンのピラミッドが完成。更にAD350にはキリスト教を創始し、AD560年バチカン宮殿が完成。
初期拡張で周辺国に押さえ込まれ、3都市に甘んじたユスティニアヌスだが
仏教諸国との友好を通じて技術力では先行しており、まだまだ油断はできないようだ。
しかも、ピラミッドは首都ではなく、ウムグングンドロヴと文化押しをしているアドリアノーブルに建てられており、
創造志向のスーリヤヴァルマン以上に、ビサンティンとの文化押しで苦戦が続く。
富国強兵
そんな中、AD350、ウルンディでアレクサンドリア図書館が完成。遅れ気味の研究に強力な助っ人となる。
AD425にはアンドレイ・サハロフ(大科学者)が誕生し、ウルンディにアカデミーを建設。
アレクサンドリア図書館建設では、クメールのスーリヤヴァルマンから大理石を輸入できたのが助かった。
さらに、銅を交換材料として、クメールからの馬の輸入にも成功する。
ズールーが仏教陣営に加わって、スーリヤヴァルマンはよほどうれしかったらしい。
2都市でチャリオットの編成を開始すると同時に、騎乗の研究に着手。
輸入が続く間に、ある程度の騎乗ユニットを揃えておきたい。
更に建築学も交換で入手できたため、歩兵に偏っていたズールー軍に、騎兵と砲兵を加えることができた。
RPoNでは「砲撃戦」が導入されたため、軍編成において「歩・騎・砲」のバランスが重要だ。
今までは単なる「数」でしかなかったズールー軍が、ようやく「戦える軍隊」になったと言える。
《RPoN における砲撃》
BtSでは、斧兵に遠距離から石をぶつけていたはずのカタパルトが、かなりの高確率で逆に壊されてしまいます。
ゲームと割り切れれば別に問題はないのかもしれませんが、一歩引いて見てみるとなんだか不条理です。
RPoNでは、都市防御を削れる陸上ユニットは【砲撃ユニット】として扱われます。
砲撃ユニットによる攻撃は砲撃と見なされ、砲撃ユニットでしか反撃できません。
このため、守備側スタックに砲撃ユニットがいなければ、一方的に副次攻撃を与えることができます。
ただし、非砲撃ユニットに直接攻撃できないため、砲撃ユニットだけで都市を落とすのは困難です。
また、BtSで設定されていた攻城兵器のダメージリミットは、RPoNでは解除されており、
攻城兵器同士の戦いであっても負けた方は撃破されます。
技術は、暦、法学、鋳金などを交換で入手。
自主開発は官吏に向かうが、途中でクメールが交換テーブルに乗せてきたので、美学と交換に取得。
さらにそれをシュメールがテーブルに乗せた封建制と交換。
接触時には、後進国だったシュメールだが、この頃になると先進国に数えられるほど技術が進んでいた。
2つの地峡に挟まれた、肥沃な亜小大陸を独占しており、侮れない存在だったのだが、この頃はまだそれに気づいていなかった。
官吏取得を機に、官僚制とカースト制度を採用。研究センターとなっている首都の出力が+50%される。
さらに、草原に農場を設置して、各都市の人口増大をはかる。
そしてその増えた人口により、芸術家を雇用、ビサンティンの文化押しに対抗する。
ビサンティンのユスティニアヌス
2300年にわたる冷戦に、ユスティニアヌスがついにキレた。
AD720年、ビサンティンがズールーに宣戦布告。
ビサンティン主力は斧兵2、カタパルト2、槍兵1、弓兵1。これがアドリアノーブルからウムグングンドロヴへ進撃。
別働隊として剣士2隊がブラワヨ北の丘陵に進撃してくる。
ビサンティン領内には弓騎兵の姿も見えるが攻撃隊には含めなかったようだ。
ビサンティン軍のズールー侵攻 AD720年
《RPoNにおける戦争準備》
BtSでは、AIが戦争準備に入ると、戦争依頼に行ったとき、「今は手一杯だ」と断られるようになります。
これにより、AIが戦争準備中かどうかを判断できるため、予想外の奇襲を受けることがあまりありません。
RPoNでは、このような「プレイヤーに過度に甘い」システムを改め、友好度の関係で戦争依頼が不可能な場合、
AIは戦争準備中か否かにかかわらず同じ返事により断ってきます。
このため、友好関係にならないと戦争依頼を受けてくれないAI指導者が戦争を準備しはじめても、
プレイヤーが気づくのは難しくなっています。
対するズールー軍は、ウムグングンドロヴとブラワヨの両都市に、斧兵5、カタパルト1、インピ1、弓兵1、チャリオット1を配備。
ウムグングンドロヴには、それらに加えて弓騎兵2もいる。
ノバンバにこれより小規模の駐屯軍がいる他は、これがズールーのほぼ全軍だ。
軍事スコア的には、ズールー238に対してビサンティン217。
都市数の違いを考えると、動かせるユニットは互角か、ビサンティンがやや多いかもしれない。
ビサンティンの予備兵力以上に恐ろしいのは、他国の参戦だ。
RPoNでは、友好国の危機に際して、AIが介入するハードルが、BtSより低くなっている。
ビサンティンとダラダラ戦っていると、遙か向こうの第3国と無意味な消耗戦を強いられかねない。
《RPoN における共闘依頼》
RPoN では、共闘依頼の可否について、AIは依頼主自身が戦争中か否かをより重視します。
また、依頼主との関係が良好であるほど、より共闘を引き受けやすくなります。
このため、友好国が多い国と戦争になると、袋だたきにあってしまうことがあります。
また、敵国が交渉に応じるようになっていても、共闘を依頼するとまた会見を拒否するようになります。
友好国を戦いに引き込んでから自国は和平するつもりであれば注意が必要です。
ビサンティンとの開戦を渋った毛沢東(左)だが、ビサンティンと交戦状態に入ると、共闘に応じてくれるようになった(右)。
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迎撃
より小規模な部隊が隣接してきたのを幸いとして、ウムグングンドロヴ、ブラワヨ両都市の駐留軍は、
これを殲滅すべく積極的に討って出る。
まず、ブラワヨ駐屯のカタパルトで剣士隊を砲撃。ダメージを与えたところで、斧兵に対白兵スキルを付けて攻撃する。
丘陵に陣取っているとはいえ、斧兵の勝率は80%を超え、2連勝でこれを撃破する。
一方、ウムグングンドロヴに迫った攻撃軍は、小規模とはいえカタパルトは2両と砲撃力の面でズールー駐留軍を上回る。
ビサンティン側から攻撃された場合、ズールー軍が砲撃戦による副次ダメージを受ける。
逆にこちらから砲撃すれば、副次ダメージを受けるのはビサンティン軍となる。
勝負は五分五分だったが、カタパルトによる砲撃戦から戦端を開く。そして辛くもこれに勝利する。
ビサンティン軍の陣取るスクエアが草原か平原であれば、弓騎兵による突撃をかけるところだが、
砂に足を取られる砂漠では弓騎兵に戦闘ボーナスがつかない。
そこでまずは★2つをつけた斧兵が突撃。残ったカタパルトと斧兵、槍兵を倒す。最後の弓兵は弓騎兵でトドメを刺し、
こちらも全勝によるビサンティン軍排除に成功する。
一連の戦いにより、パチャクテク(大将軍)が誕生。衛生兵となっていた戦士と合体し、ズールー軍総司令官とする。
ブラワヨ砲撃戦 AD740年
攻撃軍が消滅するのを見て、ビサンティンは戦術を転換、
弓騎兵2からなる遊撃軍をノバンバ方面に繰り出してくる。
対するズールーは新編成の1隊を加えた弓騎兵3隊と、援護のカタパルトをノバンバ方面に派遣。
草原ばかりのノバンバでは、弓騎兵以外に弓騎兵の相手はむずかしい。
うまくカタパルトで先に砲撃できれば、数的有利をいかして確実に倒せるだろう。
ノバンバ周辺で戦機を伺っていた、AD780年、バチカンで仏教諸国による会議が開かれる。
ズールーは最大の仏教国として、仏教教皇の地位にあったのだ。
もはやこの消耗戦にはなんの意味もなく、ズールーとの停戦を提案。
主に砲撃力の不足から、ビサンティンへの逆侵攻は時間がかかりすぎ、他国の介入を招く危険が高すぎた。
停戦議案はクメールとビサンティンの賛同により可決され、ズ・ビ戦争は終結する。
200 アメリカがユダヤ教に改宗
275 インディアンがマヤに宣戦布告
275 ビサンティンのピラミッドが完成
350 アレクサンドリア図書館が完成
350 キリスト教が創始される(ビサンティン)
425 アンドレイ・サハロフ(大科学者)が誕生
560 ビサンティンのバチカン宮殿が完成
680 官僚制 カースト制度を採用
720 ビサンティンがズールーに宣戦布告
740 パチャクテク(大将軍)が誕生
740 道教が創始される(オランダ)
780 ビサンティンとズールーが和睦
獲得技術:暦(交換) 騎乗 建築学(交換)法学(交換) 鋳金(交換)官吏 封建制(交換)
AD820年、第6都市ノンゴマを首都のある半島の戦端に建設。これで後背地は全て埋まる。
AD820 年、マコーレー卿による領土ランキング
1位クメール
2位未知(ケルト)
3位エチオピア
4位マヤ
5位インディアン
6位オランダ
7位未知(アラブ)
8位ズールー
AD1000年、ウルンディに民族叙事詩、AD1080年、ブラワヨに英雄叙事詩が完成。
ウルンディの陸地の少なさから、町を林立させた超科学経済都市はウムグングンドロヴを予定する。
一方、ブラワヨは軍事都市としてユニット生産への特化を目指す。
ビサンティンによる攻撃は、ズールーの仏教改宗以前に企図されたように思われる。
戦火を一度交えたことで、東からの軍事的脅威は、逆にほとんど無くなったようだ。
ビサンティンへ逆襲し、文化圧迫を根本解決したいという欲望はあるものの、
陸地に乏しい沿岸都市と、文化圧迫を受ける都市しかないズールーは生産力が低く、
小国のビサンティンに対して十分な攻撃軍を編成できない。
軍事都市ブラワヨが、オックスフォードのための大学建設や、ビサンティンの文化圧迫で牛資源を失うなどしたため、
十分機能していないこともその原因だ。
なんとか技術リードを築き、数ではなく性能で勝つという方針でいく。
ブラワヨ AD1300年
牛資源を失った上、鉱山に宝石が沸くという有難迷惑なイベントまで発生。
専門家も芸術家を3人雇用するなどハンマー不足は否めない。
自由主義をめざして、まず紙や哲学など多数の技術を交換により入手。
自力開発は教育で、これも独占が破れてからは放出して、ギルド、銀行制度などを入手。
自由主義レースには楽勝し、AD1180年、ボーナスで天文学を入手。
天文学を選んだ理由は、まず単純に要求コストが一番高いことと、町が少ないズールーでは、活版印刷よりも、
大陸間貿易による収入アップの方が大きいと思われたからである。
自由主義はすぐに放出し、火薬やナショナリズムを入手。
続いて経済学にも一番乗りを果たし、ボーナスでココ・シャネル(大商人)を入手。
これを機に自由市場と表現の自由を採用。
世界一周
光学入手直後、キャラベルを建造し世界一周を目指す。
位置的にオランダあたりが狙っていると難しいが、地図で存在を知った未知の2カ国との国交を開く目的もある。
そしてAD1250年、大洋を横断したズールーのキャラベルがケルト沖合の島に到着、ケルト、アラブと国交を開く。
宗教的問題で態度を硬くしていた両国だが、文学、演劇、紙など無難な技術を渡すと国境開放に同意してくれた。
既に地図交換によりケルト本国までの地図は入手していたため、AD1260年、世界に先駆けて地球が球体であることも証明。
以後、海洋ユニットに移動+1のボーナスを得る。
この間、クメールの支持をうけたズールーは仏教教皇の地位を保持しつづける。
平時では通したい議案もあまりないが、終盤邪魔になりそうなエチオピアのザラ・ヤコブを潰しておくため、
エチオピアとの交易禁止を時々通しておく。
ズールーに友好的なクメールとシュメールの票があるので、どんな議題であっても好きに通すことが可能だ。
1300年における世界情勢とズールーの位置をまとめておく。
スコアをみると、クメールの優位が縮まり、下位3カ国以外は互いに遜色ない数字となっている。
技術的遅れが目立つのは、孤立していたケルト、アラブに、アメリカ、インディアンを加えた4カ国。
クメール、中国も若干技術で遅れ気味である。残りの6カ国が技術先進国といえるだろう。
技術交換テーブル AD1300年 |
スコア AD1300年
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外交上は、クメール、シュメール、中国の仏教諸国が互いに友好関係を築いている。
ズールーは、クメール、シュメールとは友好関係にあるが、残り2カ国とは不満なしに留まる。
ビサンティンはクメールとのみ友好関係にあるが、逆にユダヤ教諸国との関係も悪くない。
一方のユダヤ教側は、エチオピア、マヤ、オランダ、インディアン、アメリカの間は不満なし以上だが、やや結束力に欠ける。
こちらではオランダが、仏教諸国と比較的良い関係にある。
外交関係 AD1300年
ズールーは、GNPでトップに躍り出たものの、生産力はトップから離された5位、軍事力は8位と低迷。
長期的な国力の指標である人口では2位だが、国土面積は9位。
世界の主要国ではあるものの、最終的に勝つためには、どこかで勝負をかけないとならない。
データ AD1300年
ゴールドの推移:
AD1150年ズールー 377 (4位) 最大のライバル 442
AD1200年ズールー 443 (2位) 最大のライバル 542 天文学を取得
AD1300年ズールー 633 (1位) 最大のライバル 598 自由市場を採用
AD1350年ズールー 672 (1位) 最大のライバル 532 活版印刷
820 第6都市ノンゴマ建設
960 ティーコ・ブラーエ(大科学者)が誕生
1000 ウルンディに民族叙事詩が完成
1080 ノンゴマに英雄叙事詩が完成
1100 イスラム教が創始される(マヤ)
1150 ルイ・アームストロング(大芸術家)が誕生
1240 ココ・シャネル(大商人)が誕生
1250 表現の自由自由市場を採用
1260 ズールーは地球が丸いと証明
獲得技術: 紙(交換)哲学(交換)機械(交換) 羅針盤(交換)教育 工学(交換) 音楽(交換) 光学(交換) ギルド(交換)
自由主義 天文学(ボーナス) 銀行制度(交換) 経済学 火薬(交換) ナショナリズム(交換) 活版印刷
500年の平和は、クメールによって破られた。AD1300年、クメールがアメリカに宣戦布告。
仏教の海の真っ直中でユダヤ教を信奉するアメリカに鉄槌を下すべく、
スーリヤバルマンが世界最強のクメール軍にアメリカ侵攻を命じた。
AD1320年には、クメールの依頼によりズールーもアメリカに宣戦布告。
無論、単なる形式参戦であるが、ズールーの助力など必要なしに、AD1380年にはアメリカのニューヨークが陥落。
クメールは友好国だが、これ以上の強大化は将来に禍根を残すとみたシャカは、
AD1390年、仏教教皇としてクメールとの和平を提案。クメールも承諾し、クメールとアメリカは和睦する。
AD1400年にはズールーとアメリカも和睦し、アメリカの命脈は辛うじて保たれる。
一方、その時、ズールーは別の戦争に突入していた。AD1370年、インディアンがズールーに宣戦布告。
チャリオットなどからなる遊撃軍を、ウムグングンドロヴ方面に侵入させてくる。
アメリカの依頼によるものか、もしくはAD1300年にゴールド1590の恐喝を断ったことがその理由と推測される。
これまで、ズールーは密かにビサンティンへの復讐を企図して軍備を拡張していたが、
軍事技術で優位に立つという目論見の達成は困難で、戦略的袋小路に落ち込んでいた。
そこに起きたこの突然の宣戦は、むしろズールーが見落としていたチャンスに気づく結果になった。
《RPoN におけるルネサンスの軍隊》
RPoNでは、ルネサンス期の軍隊に新ユニットの追加や解禁技術の変更があり、
以下のような段階的発展を楽しめるようになっています。
BtS では印象の薄い、マスケットや胸甲騎兵が活躍する場面も多いでしょう。
基礎技術:火薬、工学、天文学等
GNPが低いためか、インディアンはすでに技術的におちこぼれて、火薬世代の軍隊に移行できていない。
少し後のマキャベリによる報告では、ズールーを上回る世界第5位の軍事大国だが、見かけ倒しである。
土地不足に悩むズールーにとって、インディアン領は是が非でも併呑したい。
インディアンに対する聖戦は起こさず、ズールー単独で戦うことにする。
ユダヤ教諸国がインディアンに加勢した場合、大聖戦に発展した可能性もあったが、インディアンには参戦を依頼するだけの対価がなかった。
AD1410年、マキャベリによる強大な文明ランキング
1位クメール
2位中国
3位エチオピア
4位マヤ
5位インディアン
6位ズールー
7位シュメール
8位ビサンティン
研究開発は停止し、基本編成が中世のままだったズールー軍を、エリート部隊から順次アップグレードする。
インディアンの攻撃はウムグングンドロヴ以外あり得ないので、ズールーのほぼ全軍をここに集結。
インディアン軍は手を出せず、ズールー領内の改善を破壊しつつ遠巻きに様子をうかがうのみである。
カタパルトや弓騎兵からなるインディアン軍を、射石砲と胸甲騎兵、マスケットによって各個撃破する。
砲撃力で圧倒的有利に立っているため、味方に損害はなく、インディアンのユニット数だけが減っていく。
反撃
インディアン軍の侵入が鈍化し、こちらの攻撃軍がそろったところで、最初のターゲットをイロコイに設定する。
この国境都市には、シッティング・ブルもかなりの守備隊を置いている。
噂に違わぬ堅い守りで、都市防御3をもつ長弓兵が守っているが、幸いにして平城だった。
インディアン領 AD1300年
海上からの援護砲撃を交えて、まずは都市防御を射石砲で吹き飛ばす。
続いてユニットに対する砲撃では、カタパルトの反撃を受けるものの、射石砲とカタパルトでは勝負にならない。
とはいえ、スキルは弾幕よりも戦闘術を優先し、砲撃戦での勝利を確実にする。
(RPoNでは砲撃ユニットに都市襲撃スキルはつけられない。)
続く突撃は、現在の最強ユニットである胸甲騎兵からおこなう。砲撃ダメージにより勝率は95%を超えた。
エリート長弓兵に連勝した後は、マスケットの集団突撃により残敵を掃討。
AD1450年、ユニット損失なしでイロコイを占領する。
この戦いにより、エルヴィン・ロンメル(大将軍)が誕生。
第2軍司令官として斧兵をUGしたマスケットを指揮させ、ウムグングンドロヴに予備兵力とともに駐留させる。
イロコイ攻略戦 AD1450年
海上では、ズールー海軍のガレアス船1隻の働きにより、ズールー領海に入ったインディアンの船はことごとく撃沈された。
化学の入手によりフリゲートにアップグレードした後は、もはや無敵となった。
新造した僚艦とともに北上、インディアン港湾都市の砲撃と海上封鎖に向かう。
インディアン海上封鎖作戦 AD1505年
《RPoN における海上封鎖》
BtSでは、都市が海上封鎖を受けると対外交易が阻害され、海上スクエアに市民を配置できなくなります。
RPoNでは、それらに加えて、海岸スクエアにも市民を配置できなくなってしまいます。
そのため、海上封鎖の被害がBtSとは比べものにならないほど大きくなっており、
AIもそれを知っているので積極的に海上封鎖を仕掛けてきます。
殲滅
イロコイ攻略によるダメージから回復後、攻撃軍は次の目標であるシャイアンに向かう。
途中、インディアンの最後の侵入部隊を撃滅。インディアン軍の数は目に見えて減った。
ズールー軍が到着したとき、シャイアンはエリート長弓兵からUGしたマスケットが守っていた。
幸い、まだその数は少なく、平城であったため、AD1520年、砲撃と胸甲騎兵の突撃により損失なしで攻略できたが、
次のターゲットであるインディアン首都カホキアは丘の上にあった。
沿岸都市はズールー海軍に海上封鎖されているため、このカホキアが、まともに動いている最後のインディアン都市となる。
シャイアン攻略戦 AD1520年
インディアン首都カホキアには、長弓2、マスケット3、チャリオット1が守っていた。
カホキア攻略に、新兵器ライフル兵が間に合わなければ、ズールー軍は相当の損害を出したかもしれない。
十分な数は用意できなかったものの、カホキアのエリート長弓兵を、戦闘術3とカバーをもったライフル兵が撃破。
これを突破口として、AD1540年、カホキアは陥落した。
勝率は軒並み80%代だったが、幸いズールー側のユニット損失はなかった。
その後、AD1565年ラコタ、AD1595年チョクトーを占領。
半島の先端にあるチョクトーは、戦略的価値が低いと見て破壊した。
これをもってインディアン領併合作戦の終了とし、ズールーはインディアンと和睦。
シッティング・ブルには、降伏に応じる用意があったのだが、仏教諸国、とくにクメールの不興を買うのをおそれた。
また、コマンチ1つを残したのは、取ってもマヤの文化で使い物にならないからである。
ズールー軍による戦果(対インディアン戦終了後) AD1600年
植民地建設
対インディアン戦進行中、民主主義の取得をもって、AD1545年、普通選挙と奴隷解放を採用。制度上はこれがほぼ最終形態である。
また、ズールーは植民地建設にも乗り出していた。
世界を半周したキャラベルが、その帰還中に発見した無人の小大陸への入植である。
この作戦は、他文明による干渉を防ぐため、天文学を秘匿しておこなわれた。
この植民地建設が、経済的に得か否かは良くわからなかったが、少なくとも馬資源を確保できたことだけでも大きい。
ちなみにこの小大陸における蛮族弓兵との戦闘が、ズールーと蛮族の間に生じた唯一の陸上戦闘だった。
《RPoN における蛮族》
RPoN ではBtSより蛮族都市が発生しやすくなっています。
蛮族は【蛮族志向】により、ハンマーと食料にボーナスがつく上、蛮族のUB【戦士の塔】が、ユニット生産を100%加速します。
そのため、蛮族都市を放っておくと、次々とユニットを生産してくるようになり、手が付けられなくなることがあります。
特に、大きな蛮族都市が3つ以上連携するようになると危険です。
蛮族対策として、RPoNでは万里の長城が国家遺産となり、古代まで建設可能になりました。
蛮族の攻撃が激しくなりそうなときは、早めに建てるようにすると良いでしょう。ただしマップサイズに応じた数の城壁が必要です。
ズールーの小大陸植民地 AD1600年
建設年:オンディニ(AD1440)ノドウェング(AD1470)ンドンダクスカ(AD1535)ハバナンゴ(AD1555)
アメリカ降伏
一度は辛くも救われたアメリカだったが、AD1570年、クメールが再度アメリカに宣戦布告。
AD1575年には中国とケルトもアメリカに宣戦布告し、アメリカの命運も此処に尽きる。
AD1595年、再びバチカン決議によりクメールとの単独和平に持ち込むが、
AD1610年、中国がアメリカのフィラデルフィアを占領。AD1625年、アメリカが中国に降伏する。
アメリカが単独で存続することはもはや不可能だったが、ここで敢えて中国にアメリカを取らせたのは、
当然、軍事力世界1位のクメールと、世界2位の中国を仲違いさせるためである。
インディアン領併呑と植民地建設により、ズールー領は62000から132000へと倍増、ランキングも2位に躍進した。
トップの(おそらく)クメールも数字をのばしているが、これは南極圏にツンドラ氷土都市を作っていたらしい。
GNPトップの座は失ったが、新領土の開発が進めば、このあたりの数字にも大幅上昇が期待できる。
ズールーはようやく「勝つ」ために十分な領土を手に入れた。
だが一方で、ビサンティンの文化圧迫を武力で解決するという道は更に険しくなった。
AD1490年以降、ビサンティンはクメールの属国になってしまっていた。
クメール軍がズールーにほぼ倍する戦力を有しているだけでなく、もしクメールと仲違いすれば、ズールーは世界で孤立してしまう。
ズールー本国の主要都市が本領を発揮するためには、ビサンティンに対して正面から文化で勝つ必要があった。
データ AD1600年
1300 インディアンがゴールド1590を恐喝に来るが断る
1300 クメールがアメリカに宣戦布告
1320 ズールーがアメリカに宣戦布告
1370 インディアンがズールーに宣戦布告
1380 クメールがアメリカのニューヨークを占領
1380 オランダが道教に改宗
1390 バチカンによりクメールとアメリカが和睦
1400 ズールーとアメリカが和睦
1440 植民都市オンディニ建設
1440 エルヴィン・ロンメル(大将軍)が誕生
1450 ズールーがインディアンのイロコイを占領
1440 オランダが信教の自由を採用
1470 植民都市ノドウェング建設
1470 マヤがイスラム教に改宗
1490 ビサンティンがクメールの属国化
1520 ズールーがインディアンのシャイアンを占領
1535植民都市ウドンダクス建設
1540 ズールーがインディアンの首都カホキアを占領
1545 普通選挙 奴隷解放を採用
1555 植民都市ハバナンゴ建設
1555 シュメールの自由の女神が完成
1565 グスタフ・アドルフ(大将軍)が誕生
1565 ズールーがインディアンのラコタを占領
1565 デューク・エリントン(大芸術家)が誕生
1565 クメール、ビサンティンがアメリカに宣戦布告
1570 ズールーがアメリカに宣戦布告
1575 中国、ケルトがアメリカに宣戦布告
1585 エチオピアがマヤに宣戦布告
1595 ズールーがインディアンのチョクトーを占領、破壊
1595 ズールーとインディアンが和睦
1595 クメール、ビサンティンがアメリカと和睦
1610 中国がアメリカのフィラデルフィアを占領
1625 アメリカが中国に降伏
獲得技術:共通規格 化学(交換) 憲法(交換) 神学(交換) ライフリング(交換)民主主義(交換)軍事科学(交換)
鋼鉄(交換)科学的手法(交換)蒸気機関(交換)
文化押しの切り札、それは企業である。
文化に特化したシヴィライズ宝石社は無論のこと、シド寿司社、クリエイティブ建設、そして RPoN の新企業、
インテリジェンス通信社は、使える資源次第で10や20の文化を簡単に生じる。
文化遺産が生じる文化の最高値が、パルテノンやシスティナ礼拝堂の10であることを考えれば、その効果もわかるだろう。
シド寿司、インテリジェンス通信と、マイニング鉱業もしくはクリエイティブ建設の設立、
および、インテリジェンス通信に必要なアメリカ系文化遺産3点セットの建設が、当面の目標になる。
問題は、対インディアン戦の影響もあり、技術のアドバンテージがほとんどないということだった。
まずは物理学に一番乗りして大科学者を入手。その後、生物学、医学を研究する。
生物学は人口増大の鍵となる技術なので、これはできるだけ秘匿しておく。
AIが医学ルートを取ることはあまりないこともあり、AD1735年、シド寿司を無事設立。
設立した大商人は経済学のとき取得したココ・シャネルである。
このあたりで、これまで大芸術家を出したりしていたために、偉人ゲージの溜り方がいつもより悪いことにようやく気づく。
国立公園も建てて偉人都市とした首都ウルンディに期待するも間に合わず、
AD1755年、ビサンティンがマイニング鉱業社を設立。
クリエイティブ建設でも良かったのだが、AD1785年に誕生したのはアリストテレス(大科学者)だった。
アメリカ系文化遺産争奪戦
一方、アメリカ系文化遺産の方は、電気の解禁がAD1770年とシュメールに数ターン遅れてしまう。
官僚制をとるシュメールの首都ウルクとの競争では、勝ち目がない。
AD1790年、シュメールのブロードウェイが完成。
残る2遺産を絶対死守すべく、無線通信、マスメディアの研究を急ぐ。
AD1816年にロックンロール、AD1828年にはハリウッドがカホキアに完成。
インディアンの旧首都であるカホキアが、都市圏を完全に確保できていない状態ながら生産都市として回り出していた。
その他、AD1810年にはコルコバードのキリスト像がノンゴマに、AD1820年には、エッフェル塔がウムグングンドロヴ完成。
ただし、コルコバードのキリスト像の方は、大技術者アルキメデスの活躍のおかげである。
人口がトップなので、国際連合は狙わなかったが、どうやらこれが裏目に出た。
AD1838年、シュメールの国際連合が完成。クメールの票が得られず、国連総長はギルガメッシュに取られる。
AD1852年、ギルガメッシュは環境保護主義を提案、ズールー以外の賛成多数で可決されてしまう。
3つの企業を全国展開する予定のズールーにとって、企業コストが増大する環境保護主義は痛い。
「ありえん」で阻止することも考えたが、どうせ提案を連発してくるので諦めた。
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企業文化爆発
ビサンティンは、AD1775年のブラワヨを皮切りに、マイニング鉱業をズールー領内に進出させ始めた。
クリエイティブ建設を狙ったとしても、これではビサンティンと支店の出し合いになってしまう。
ビサンティンの視点では、宗主国のクメールが企業を無効化する国有化政体を取り続けており、
旧インディアン領を含む10都市が地続きで存在するズールーは、格好の企業進出対象なのだろう。
自国でマイニング鉱業を設立、出店した場合との違いは、重役と出社費用が不要なかわりに、本店収入がないことである。
この頃になるとGNPに余裕が出てきたこともあり、ハンマーブースト企業はビサンティンのマイニング社にまかせることにする。
AD1834年、念願のカスパル・グラィアーニ(大スパイ)がウルンディに誕生。インテリジェンス通信社を設立する。
途中、電気をもつエチオピアに大スパイが誕生し、もうだめかと思ったが、どうやら必要資源がなかったようで助かった。
ちなみにクリエイティブ建設は、AD1856年にシュメールによって設立された。
シド寿司社とインテリジェンス通信により、ズールー都市は莫大な文化を生じ始める。
1800年代中盤には、ほぼ全ての都市で都市圏を回復。まさに、「ペン(と飯)は剣よりも強し」。
本領を発揮したウムグングンドロヴは、基礎商業力124、基礎生産力 61という超高性能都市となる。
そこにマイニング社のハンマーとインテリジェンス通信のビーカー、2つの企業の本社収入が加わり、
しかもオックスフォードとウォール街のブーストを受ける。
AD1600年 ウムグングンドロヴ文化+68 |
ブラワヨ文化+92.5 |
カホキア文化+6 |
AD1850年 ウムグングンドロヴ文化+222.5 |
ブラワヨ文化+240 |
カホキア文化+188 |
《RPoN における都市開発》
RPoN では、町や村がコイン生産に特化し、食料にペナルティを受ける代わりに、
村はコイン6、活版印刷と表現の自由があれば、町はコイン12を生じます。
町や村への食料供給のため、農場は鉄器によりパンが+1されます。
ただし、氾濫原だけは「簡易農場」となり、鉄器によるボーナスがつきません。
BtSでは、「小屋都市」は都市圏が草原だらけの都市でないと十分機能しませんでしたが、
RPoNでは食料生産に必要な平地が確保できれば、優秀な小屋都市とすることができます。
BtSではあまり楽しめなかった、平地主体のマップであるtectonics が、
RPoN では一転して都市設計を楽しめる面白いマップになります。
AD1850年ウムグングンドロヴ
4つの農場と牛牧場が食料25を生み出している。シド寿司からの6をあわせて、食料生産力は42。
7つの町はそれぞれコイン12または13を生じている。まだ村が1つ残っている。
インディアン滅亡
ラコタへの文化圧迫に業を煮やし、AD1828年、ズールーはインディアンに再度宣戦布告する。
攻撃軍の編成はライフル8、胸甲騎兵5、カノン6。海からは渡洋装甲艦7がインディアン都市を砲撃する。
マスケットと騎士、トレブシェットが主力のインディアン軍は反撃もままならず、AD1832年にインディアンの新都市、モヒカンを占領。
続いてAD1836年には、首都コマンチも占領。ここはマヤの文化が強いので破壊する。インディアン文明滅亡。
激突
ズールーが内政を充実させていた時代、その隣では、ズールーの仕掛けた罠が発動していた。
AD1725年、クメール、ビサンティンが、中国とその属国アメリカに宣戦布告。仏教世界の2強が激突した。
中国に進撃したクメールの主力スタックは、ライフル7、胸甲騎兵6、カノン7だが、これはほんの一部だろう。
AD1725年アメリカ・中国要部
開戦早々、AD1735年にはクメールが中国のアトランタを占領。
中国も反撃し、AD1740年にはクメールのコーケーを占領するものの、同年クメールがコーケーを奪還。
クメールは、中国の飛び地でズールーのある大陸西岸の元蛮族都市ミケーネをAD1785年に占領。
中国は首都長安での防衛戦に何度が勝利したようだが、AD1826年、ついにその長安も陥落。中国の没落が決定的となる。
その後戦線は膠着し、AD1828年にアラブが中国・アメリカに宣戦布告するが大勢に影響はなく、
AD1840年、クメール・ビサンティンが、中国・アメリカと和睦。
AD1854年にはアラブも中国・アメリカと和睦し、中国を巡る戦争は終結する。
また、大陸東部では、AD1705年、アラブがケルトに宣戦布告。この戦いはAD1808年に一度収まる。
その後、ケルトがAD1828年に月氏、AD1842年ヒッタイトと、蛮族都市を続けて占領。
AD1848年、今度はケルトがアラブに宣戦布告。この戦いはAD1886年まで続く。
一方、AD1852年にはシュメールが、アメリカ北西にあった蛮族都市アングルを占領。
小大陸を除く蛮族都市はすべて征服される。
1635 メリト・プタハ(大科学者)が誕生
1640 アル・キンディー(大科学者)が誕生
1705 アラブがケルトに宣戦布告
1725 クメール、ビサンティンが、中国、アメリカに宣戦布告
1735 ズールーがシド寿司社を設立
1735 クメールが中国のアトランタを占領
1735 エチオピアがマヤと和睦
1740 中国がクメールのコーケーを占領
1740 クメールがコーケー奪還
1755 ビサンティンがマイニング鉱業社を設立
1775 マイニング鉱業がズールーに進出開始(ブラワヨ)
1785 アリストテレス(大科学者)が誕生
1785 クメールが中国のミケーネを占領
1790 シュメールのブロードウェイが完成
1806 アルキメデス(大技術者)が誕生
1808 アラブとケルトが和睦
1816 カホキアにロックンロールが完成
1820 エッフェル塔が完成
1822 アメリカが仏教に改宗
1826 クメールが中国の長安を占領
1828 インディアンに宣戦布告
1828 ハリウッドが完成
1828 ケルトが蛮族都市の月氏を占領
1828 アラブが中国・アメリカに宣戦布告
1828 アラブが蛮族都市の西ゴートを占領
1832 モヒカン占領
1834 カスパル・グラィアーニ(大スパイ)がウルンディに誕生
1836 コマンチを占領・破壊 インディアン文明滅亡
1836 インテリジェンス通信をウムグングンドロヴに設立
1838 シュメールの国際連合が完成
1840 クメール・ビサンティンが、中国・アメリカと和睦
1842 ケルトが蛮族都市のヒッタイトを占領
1844 クメールがシュメールと防衛協定を結ぶ
1848ケルトがアラブに宣戦布告
1852 シュメールが蛮族都市のアングルを占領
1852 国際連合で環境保護主義可決
1854 中国・アメリカがアラブと和睦
1856 安重根(大スパイ)が誕生
1856 シュメールがクリエイティブ建設を設立
獲得技術: 大量生産(交換) 物理学 共産主義(交換) 生物学鉄道(交換) 医術 内燃機関(交換) 電気
無線通信 マスメディア ファシズム(交換) 職業軍人(交換) 産業主義 プラスチック
スコア AD1860年
データ AD1860年
ズールー軍による戦果(第二次インディアン戦終了後) AD1860年
ズールー側損失はライフル1のみ