Real Power of Nations - Play Review  ロシアピョートル編

 

はじめに

 

プレイしたイメージをご紹介するため、Real Power of Nations (RPoN) を通してテストプレイしてみた様子をレポートします。

ぬるいプレイ、つたない文章ですが、ご了承下さい。

 

 

設定 

 

Real Power of Nations ver.1.9.8

併用Mod CGE1.11b

難易度国王

マップフラクタル

サイズ

海面低い

文明数 8

その他破壊的蛮族

 

マップは海軍が活躍できるように、パンゲアではなくフラクタルとします。

海面を低くすると、光学まで孤立してしまう可能性はかなり低くなります。

サイズは小。デフォルトの5文明では陸地が広すぎるので、8に増やします。

サイズが普通であれば12文明程度がよいでしょう。

 

オプションでは、「破壊的蛮族」をオンに。

フラクタルでは文明のスタート位置が偏ってしまい 使える土地の広さで不公平が出やすい傾向があります。

RPoNで「破壊的蛮族」をオンにすると、近くに広い空白地帯がある場合は蛮族の攻撃を受けやすく、不公平が少なくなります。

 

 

地理と登場人物 

 

世界地図 BC500

 

ピョートル(哲学/拡張)−ロシア

ブーディカ(攻撃/カリスマ)−ケルト

ハンムラビ大王(攻撃/組織)−バビロニア

サラディン(宗教/防衛)−アラブ

モンテスマ(攻撃/宗教)−アステカ

シャルルマーニュ(防衛/帝国)−神聖ローマ

ユスティニアヌス1世(宗教/帝国)−ビサンティン

フリードリッヒ(哲学/組織)−ドイツ

 

ランダムで引いたのはロシアのピョートルでした。

ロシアのUUであるコサック(騎兵隊の代替)には、対騎乗ボーナスがあります。

RPoNでは騎兵が強力なので、コサックの時代には軍事的にかなり有利です。

 

ライバル文明をみると、モンテスマ、ブーディカという戦争屋がいました。

勤労がいなかったので遺産は取りやすい面子といえます。宗教好きは3人とやや多めです。

 

Beyond the Sword (BtS)ではイマイチ扱いされているアラブのサラディンですが、

RPoNでは騎乗系UUをもつ文明は総じて有利になっています。

更に、ラクダ騎兵は唯一砂漠で戦闘ボーナスがつくため、地形によっては油断できない相手です。

 

世界は1つの大陸になりましたが、フラクタルにありがちな文明が一列に並ぶような配置です。

唯一神聖ローマだけが三方向に出られるハブ的な位置にあります。

 

 

1.ロシア建国 

 

開始地点に首都モスクワを建設。牛、金、大理石のある海岸ですが、残念ながら川がありません。

食糧資源は1つ。淡水が少なく、更に金鉱山も活かすとなると、食料確保が難しい地形です。

 

RPoN では、氾濫原につくる農場は「簡易農場」となり、鉄器によるボーナスがつきません。

そのため、氾濫原には小屋を建て、農場は草原に作った方が有利ですが、官吏までは右上の簡易農場に頼らざるを得ないでしょう。

 

モスクワ BC625年〜AC1925街はそれぞれコイン12を生み出している

 

RPoNでの都市開発について

 

BtSで小屋都市を作る場合には、一面草原という立地が適しています。

RPoNでは草原街が食料を生み出さないため、草原は食料生産に必要な数だけあれば十分です。

モスクワの場合、6つある草原を農地にすれば問題なく小屋都市に育てられます。

 

ただし採石場と2つの鉱山が合計2しか食料を生み出さないため、ここに市民を配置するとなると、

序盤は小屋を育てる食料的余裕がありません。したがって近くに乳母都市をつくってやる必要があります。

 

今回はシド寿司に頼れたので森2つを残し、1925年までに街6つと村1つを確保できました。

鉱山と採石場を潰せば更にコイン出力はあがりますが、そこは必要なコインとハンマーのバランス次第。

 

BC650までに取得した技術は全て自国研究です。

蛮族の脅威に備えるため、研究は軍事を優先しつつ資源利用も解禁していきます。宗教は無視。

世界のどこかで宗教が創始されたというアナウンスだけは次々と流れてきますが、ロシアには全く宗教が入ってきません。

 

モスクワの南に馬を発見したので、これを確保すべく第2都市ペトログラードを建設。

川沿い、丘上で暦資源も豊富な好立地ですが、モスクワからやや遠い上、神聖ローマのウィーンと都市圏がかなり被ります。

穏健にいくのであれば、馬の北の丘に建設するほうが無難だったでしょう。今回は少し欲張ってしまいました。

 

3都市ノブゴロドは、モスクワの西に建設。モスクワの都市圏の小屋も育てられる位置です。

東ではなく西につくったのは、アステカ方面は空白地が広く、モンテスマも蛮族に手こずる思われる一方、

西は蛮族の圧力が弱く、土地の争奪戦が終わるのは早いと見たからです。

 

ロシア主要部 960(7)ヤロスラブリ建設時点

(1)モスクワ (2)ペトログラード (3)ノブゴロド (4)チェハリス (5)ブルガール (6)ロストフ (7)ヤロスラブリ (8)ヤクーツク (9)エカテリンブルク

(4)と(5)は元蛮族都市。(3)と(7)は乳母都市兼生産都市。(9)は偉人都市。

ライバル文明の進出を押さえてから後背地に進出するというオーソドックスな都市展開。

 

ほとんど地理探索を進めるまでもなく、ドイツを除く6文明と接触できました。

残りの1人は孤島なのかと想像していましたが、単に通商条約を結ぶまで通れなかったようです。

位置がわかっていたのは南西隣の神聖ローマと南東隣のアステカのみ。

北はどうやら行き止まりらしいとわかり、ここから蛮族が湧くとロシアが狙われそうなので優先して視界を確保します。

 

早め早めに準備できたこともあり、蛮族の攻撃は危惧したほどではありませんでした。

とはいえペトログラード進出前後に兵力がやや不足したため地形改善を相当荒らされました。

主力がチャリオットと斧兵になってからは、平地でも安定して勝てるようになり、地形改善の被害が止まりました。

BC650までの撃破数は弓兵6、戦士5。こちらの犠牲は弓兵1

 

BC1720ようやくペトログラードで馬資源が利用可能に。

蛮族の攻撃によりモスクワの金鉱山、牛牧草地、象キャンプはことごとく破壊されている。

 

RPoN における蛮族

 

RPoNでは、蛮族は斧兵を代替するUU【狂戦士】をもちます。狂戦士は編成に銅を必要としません。

蛮族が狂戦士を出してくるまでに、こちらもチャリオットか斧兵を出せないと、蛮族に滅ぼされる危険性が高くなります。

「丘陵都市に弓兵で立てこもる」という手もありますが、資源を断たれてジリ貧になってしまうでしょう。

 

また、RPoN ではBtSより蛮族都市が発生しやすくなっています。

蛮族は【蛮族志向】により、ハンマーと食料にボーナスがつく上、蛮族のUB【戦士の塔】が、ユニット生産を100%加速します。

そのため、蛮族都市を放っておくと、次々とユニットを生産してくるようになり、手が付けられなくなることがあります。

特に、大きな蛮族都市が3つ以上連携するようになると危険です。

 

BC4000 モスクワ建設

BC2120 ペトログラード建設

BC875 神聖ローマが仏教に改宗

BC650  ノブゴロド建設

 

獲得技術

弓術→農業→畜産→車輪→陶器→石工術→神秘主義→青銅器→鉄器→筆記→美学

 

 

2.蛮族討伐 

 

やはりアステカのモンテスマがまず動きました。BC600年にバビロニアに宣戦布告。

ロシアの東にはこの2カ国しかないため、アステカが強大化すると面倒なことになりますが、自分が攻められるよりは良いでしょう。

アステカがロシア=アステカ間の蛮族地帯を制圧する危険も大きく低下しました。

とはいえやはりモンテスマは怖いので、恐喝には素直に応じておきます。

 

ロシア領内への蛮族進入がほぼ止まったので、反撃に出ました。

チャリオットによる偵察の結果、モスクワ南東の蛮族都市チェハリスは、都市防御もない平地都市で守備隊も弓兵と判明。

ここは北方領土の囲い込みのための要地であり、是非押さえたい場所です。

チャリオット、斧兵、剣士からなる遠征軍を先行派遣。

なぜか突出してきた弓兵一隊をチャリオットで討ち取り、BC425年、無事占領できました。

更に、BC100年にはノブゴロドの更に西にある蛮族都市ブルガールを占領。これで東西の国境がほぼ確定しました。

 

BC45 チェハリス討伐

 

BC500年にビサンティンからアルファベットを取得。

そこから美学をタネとして、古代技術をそろえていくのはBtSと同じです。

自力開発は、軍事力強化の騎乗と大理石をいかしたアレクサンドリア図書館狙いの文学。

官吏を取るための数学・法律も、ライバル文明がなかなか放出してくれなかったため自力開発しました。

 

外交・テーブル BC400

 

BC400に最後の文明ドイツと接触。この段階で全文明と接触できているのはロシアとアラブのみ。

僻地にあるバビロニア、アステカとドイツはまだ外交テーブルが埋まっていません。

戦争中のバビロニアとアステカがお互いを敵視。

一方、同じ仏教を信じるドイツ、神聖ローマ、ビサンティン、ケルトは、ドイツ−ケルトを除き互いに「不満はない」となっています。

まだ宗教を決めていないロシアに対しては、すべての文明が「警戒」レベル。

 

テクノロジー・トレード・テーブル BC400

 

テクノロジーでは、ビサンティンがやや先行し、アステカが遅れています。

ビサンティンを中心とする仏教連合が、今後先進国化していくことは、この時点でも予想可能です。

一方、先進地域と接触がない上、お互いにつぶし合っているアステカ・バビロニアは、発展から取り残されることになります。

 

スコア・テーブル BC400 ロシアのスコアは第4位

 

BC600 アステカがバビロニアに宣戦布告(〜175

BC500 アルファベット取得

BC425 蛮族都市チェハリス占領

BC425 バビロニアが儒教に改宗

BC400 ドイツと接触

BC300 アステカが聖職を恐喝

BC200 神聖ローマがアルファベットを恐喝

BC200 ヒンズー教がペトログラードに広まる

BC175 アステカが牛を恐喝

BC125 世襲政治・奴隷制採用

BC100 蛮族都市ブルガール占領

50 仏教がノブゴロドに広まる

175 ケルトがアラブに宣戦布告

175 アステカとバビロニアが和平

 

獲得技術

アルファベット(ビサンティン・美学・農業)→瞑想・漁業(交換)→聖職・帆走(交換)→騎乗→君主政治・多神教(交換)

→通貨→一神教(交換)→文学→数学→法律

 

 

3.仏教改宗 

 

国境が確定したので内政固めに入ります。まずは大理石を活かしモスクワにアレクサンドリア図書館を建設。

ボーナスの定住科学者とピョートルの哲学志向により、大科学者が誕生、主要都市にアカデミーを建設します。

 

アレクサンドリア図書館の完成をまって仏教に改宗。更に官僚制と宗教の組織化を導入。

仏教はノブゴロドにしか伝わっていませんでしたが、安全と技術交換のため、宗教は主要国にあわせるべきです。

アステカとは異宗教になってしまいますが、すでに技術・国力が遅れだしており脅威ではありません。

 

540年にはドイツが仏教の教皇庁を完成。

仏教施設にボーナスのハンマー2がつき、仏教を選んだメリットが更に増大しました。

ノブゴロドで仏教宣教師を連続生産し、国内に布教します。

宗教組織化の生産ボーナスを考えれば、布教のコストはすぐに回収できます。

教皇庁への票数確保の意味でも、人口の多い都市には早めに布教したいところです。

一応、自然伝搬を期待して無宗教都市への布教を後回しにしていましたが、結局すべて自力で布教しました。

RPoNでは布教成功確率が少し下がっていることもあり、3回ほど布教に失敗しました。

 

530

1230

 

アステカはバビロニアの都市を一つ落としたものの、初期拡張に出遅れ、この時代になると技術でも後れだしました。

ところが、無謀にもモンテスマは神聖ローマに宣戦布告。

当然、神聖ローマの要請を受けてドイツ、ビサンティンの仏教国がアステカに宣戦布告します。

アラブと戦争中のケルトは参戦しませんでした。

 

国力的に結果は見えているため、ロシアはアステカと断交。

これでアステカ軍が陸路神聖ローマに進軍することはできなくなってしまいました。

ただし、仏教連合軍がアステカ国境に到着するまでは、対アステカ戦への参戦要求はすべて断っておきます。

外交ペナルティはつきますが、ロシア単独でアステカ軍と対峙するわけにはいきません。

 

スコア・テーブル AD600 ロシアのスコアは第4位

 

AD840 弥生攻略戦

 

仏教連合対アステカの戦争を横目に、ロシア軍はチェハリスの更に東にある蛮族都市、弥生の討伐に向かいます。

弥生の都市圏は資源が豊富で、ロシア国内にない銅がとりわけ魅力的です。

弥生の守備隊は弓兵と槍兵にすぎませんが、RPoNでは蛮族にUB【戦士の塔】があり、蛮族都市も文化防御をもちます。

そのため、中世以降の蛮族都市攻略にはカタパルトかトレブシェットが必要です。

 

ロシア=アステカ間には蛮族都市が3つ作られましたが、結果的に蛮族はそれほど強大化しませんでした。

ロシアによる攻撃が早かったからというのもありますが、これらの都市の周辺がジャングルだったため

【蛮族志向】による食料、ハンマーボーナスがあまり活かせなかったからではないかと思われます。

 

カタパルトで都市防御を削ったあとは、RPoNで導入された砲撃により防御ユニットのHPを削ります。

蛮族は砲撃ユニットを持たないため、反撃を受けることはありません。

3つのカタパルトによる砲撃で守備隊にダメージを与え、剣士と弓騎兵でとどめを刺します。

 

砲撃前

砲撃後

 

RPoN における砲撃

 

BtSでは、斧兵に遠距離から石をぶつけていたはずのカタパルトが、かなりの高確率で逆に壊されてしまいます。

ゲームと割り切れれば別に問題はないのかもしれませんが、一歩引いて見てみるとなんだか不条理です。

 

RPoNでは、都市防御を削れる陸上ユニットは【砲撃ユニット】として扱われます。

砲撃ユニットによる攻撃は砲撃と見なされ、砲撃ユニットでしか反撃できません。

(※電撃戦のスキルをもつ場合、攻撃時は通常ユニットとして扱われます。)

このため、守備側スタックに砲撃ユニットがいなければ、一方的に副次攻撃を与えることができます。

ただし、非砲撃ユニットに直接攻撃できないため、砲撃ユニットだけで都市を落とすのは非効率です。

 

また、BtSで設定されていた攻城兵器のダメージリミットは、RPoNでは解除されており、

攻城兵器同士の戦いであっても負けた方は撃破されます。

 

周辺地域以外、地理はほとんど不明でしたが、タキトゥスによるとロシアの領土は世界3位のようです。

1位はケルトで、2位は神聖ローマ。意外にもケルトは大国らしいとわかりました。

 

技術開発は、官吏→教育→自由主義路線。自由主義レースには楽勝しました。

教育を秘匿していたので自由主義ボーナスは更に上も狙えましたが、一刻も早くコインをブーストしたくて活版印刷を取りました。

テクノロジー開発で、ドイツ=ビサンティン連合に置いて行かれそうだったからです。

 

外交・テーブル AD1220

 

ドイツ、ビサンティン、神聖ローマは、対アステカ戦の共同戦線効果もあり、互いに「友好」レベルまで関係を強化しています。

そのためこの三国間ではテクノロジーが活発に交換されています。

一方、ロシアはビサンティンとしか無制限の技術交換ができません。

 

テクノロジー・トレード・テーブル AD1220

 

自由主義をとった1220年では、教育、自由主義、活版印刷を独占しているものの、

工学、羅針盤、音楽、ギルド、火薬、ナショナリズム、演劇、神学で先行されています。

タージマハル建設中のため、神聖ローマがナショナリズムを秘匿していますが、完成すれば他の2国ばらまいてしまうでしょう。

 

データ・テーブル AD1220

 

データテーブルを見ると、現在ロシアは人口で突出しているにもかかわらず、GNPは3位でしかありません。

上位2文明が、ドイツ、ビサンティンだというのは容易に想像がつきます。

 

275 アレクサンドリア図書館(ロシア・モスクワ)が完成

275 アステカがユダヤ教に改宗

300 ロシアが仏教に改宗

400 ドイツに法律のテクノロジーを援助

425 最初の偉人、エンリコ・フェルミ(大科学者)が誕生

540 ドイツが仏教の教皇庁を建設

              初代教皇にはユスティニアヌス(ビサンティン)が選出される

560 官僚制・宗教の組織化を採用

640 アステカが神聖ローマに宣戦布告

              ビサンティン、ドイツがアステカに宣戦布告

660 ロストフ建設

720 アステカが道教に改宗

720 ジェームズ・クラーク・マクスウェル(大科学者)が誕生

840 タキトゥスが著作を発表

920 マウソロス霊廟(ロシア・モスクワ)が完成

940 ヤロスラブリ建設

940 蛮族都市、弥生を占領

1070 アステカとドイツが和平

1200 ドイツにより世界が丸いと証明される

1200神聖ローマが主従制を押しつけてくるが拒否

 

獲得技術

暦→官吏→建築学・鋳金・封建制(交換)→紙→教育→哲学(交換)→機械(交換)→自由主義→活版印刷(ボーナス)

 

 

4.ロシア参戦 

 

AD1220、ロシア〜アステカ国境

 

1220年、神聖ローマの大軍が、ようやくアステカ領内に進撃しました。

後続部隊もロシア領内を進軍中で、アステカにこれを打ち破る戦力はないでしょう。

うまくいけば都市を掠め取れるという思惑もあり、ロシアはアステカに宣戦布告しました。

 

一度アステカと和平を結んでいたドイツも戦線に復帰し、共闘ボーナスによりロシアに対して「友好」関係となります。

これにより、ロシア〜ドイツ〜ビサンティンの先進3カ国による技術同盟が成立。

ロシアは教育、自由主義を放出し、ギルド、羅針盤、ナショナリズム、工学、火薬、光学、天文学、演劇を取得できました。

 

AD1250 ロシア・アステカ国境付近

 

一方、対アステカ戦はロシアに思わぬ被害ももたらしました。

開戦直後にロシアが国境を封鎖したため、近海から出られないアステカの三段櫂船が港に温存されていたのです。

蛮族ガレー対策で三段櫂船一隻が北岸のノブゴロドにいる以外、この時点でロシアに海軍は存在しません。

 

アステカの三段櫂船が無防備なチェハリス、弥生を海上封鎖してきました。

RPoNでは海上封鎖が強化されており、仕掛けられた沿岸都市は概ね麻痺してしまいます。

首都モスクワが海上封鎖されるようなことがあれば、被害は甚大です。

 

RPoN における海上封鎖

 

BtSでは、都市が海上封鎖を受けると対外交易が阻害され、海上スクエアに市民を配置できなくなります。

RPoNでは、それらに加えて、海岸スクエアにも市民を配置できなくなってしまいます。

そのため、海上封鎖の被害がBtSとは比べものにならないほど大きくなっており、

AIもそれを知っているので積極的に海上封鎖を仕掛けてきます。

 

AD1250 海上封鎖されたチェハリス

 

 

急遽モスクワで三段櫂船を建造するとともに、ビサンティンから工学を取得し、ガレアス船を解禁します。

しかし、ロシアのガレアス船がアステカ沖に向かうより前に、友軍ドイツのガレアス船がシド星を半周してロシア南岸に到着、

アステカの三段櫂船は海の藻屑と化しました。

 

AD1310 チェハリス沖海戦

 

弥生はともかく、ロシア南岸の制海権は死守しなければなりません。

新造したガレアス船をチェハリスの守りにつけます。

ところが、アステカもガレアス船を建造し、1310年、チェハリス沖でロシアのガレアス船が沈められてしまいました。

神聖ローマを楽に勝たせてはという姑息な計算により、アステカを逆封鎖しなかったのが裏目にでてしまいました。

ガレアス船の集中配備を怠ったミスにより反撃もままならず、再びチェハリスが封鎖されてしまいます。

 

この危機も、再びドイツに救われました。ドイツの新鋭フリゲートが、アステカのガレアス船を撃沈。

弥生に張り付いていたガレアス船も排除され、逆にアステカがドイツ海軍により海上封鎖を受けることになりました。

 

陸上の戦いでは、ロシア軍が横槍を入れる隙もなく、神聖ローマの大軍がトラテロルコを占領。

世界を敵に回したに等しい状況で戦い続けたモンテスマですが、1380年、ついに神聖ローマに降伏しました。

 

1220 エカテリンブルグ建設

1220 ロシアがアステカに宣戦布告

1230 ドイツがアステカに宣戦布告

1270 神聖ローマがトラテロルコ(アステカ)を占領

1380 アステカが神聖ローマに降伏

 

獲得技術

ギルド・羅針盤(ドイツ)→ナショナリズム・工学(ビサンティン)→火薬・光学(ドイツ)→天文学(交換)→演劇(交換)→銀行制度経済学(大商人付)

 

 

5.ドイツ懲罰戦争 

 

アステカ戦争では一致団結した仏教諸国でしたが、戦後早くもほころびが現れました。

教皇庁を擁し、現職の仏教教皇という地位にありながら、ドイツが信教の自由を採択、仏教同盟から離脱してしまったのです。

ビサンティン、神聖ローマと、ドイツとの関係が、「友好」から「不満はない」へと微妙に冷却し、開戦依頼が可能になりました。

ですが、フリゲート艦隊を世界に差し向ける先進国ドイツに下手に逆らえば、海上封鎖で締め上げられてしまいます。

当面は雌伏して機会を待つしかありません。

 

テクノロジー・トレード・テーブル(抜粋) AD1410

データテーブル(抜粋) AD1410

 

ヘロドトスによると、1410年におけるロシアのテクノロジーは世界第三位。トップはドイツ。そしてビサンティンが続きます。

技術同盟により何とかキャッチアップしたものの、GNPの差は埋まっていません。

 

この状況を打破するためにも、ドイツに対して軍事的優位に立つ必要があります。

現有兵力こそロシアは第6位ですが、生産力はトップであり、力押しならこちらに分があります。課題は軍事技術です。

 

ドイツが民主主義などを研究している間に、ロシアの自力研究はライフリングに向かい、交換で化学を入手します。

途中、国立公園のための生物学、大科学者狙いの物理学に寄り道したりしましたが、蒸気機関と鋼鉄も開発。

旧式ユニットばかりだったロシア軍が、ライフル兵、胸甲騎兵、カノン砲、渡洋装甲艦という近代装備に生まれ変わりました。

 

世界地図 160ドイツ懲罰戦争

 

この軍事力を背景に、1630年、ロシアはドイツとその属国バビロニアに宣戦布告しました。

盟友ビサンティンにも鋼鉄を供与し、対ドイツ参戦を呼びかけます。

1645年の教皇選挙では、ドイツ以外の票を集めたロシア皇帝ピョートルが774/830で圧勝。

1650年にはビサンティンの働きかけで神聖ローマ・アステカもドイツに宣戦布告し、

仏教連合による背教者ドイツに対する懲罰戦争の形が整います。

 

RPoN における共闘依頼

 

RPoN では、共闘依頼の可否について、AIは依頼主自身が戦争中か否かをより重視します。

また、依頼主との関係が良好であるほど、より共闘を引き受けやすくなります。

ロシア自身が開戦する前は、4つの技術を渡しても宣戦布告を渋った神聖ローマですが、

ロシアが開戦した後であれば教育だけで引き受けてくれるようになりました。

このため、友好国が多い国と戦争になると、袋だたきにあってしまうことがあります。

 

また、敵国が交渉に応じるようになっていても、共闘を依頼するとまた会見を拒否するようになります。

友好国を戦いに引き込んでから自国は和平するつもりであれば注意が必要です。

 

ロシア開戦前

ロシア開戦後

 

 

とはいえ、現在のロシアに、遙か彼方のドイツを占領するほどの国力はありません。

マスケットとトレブシェットしかないドイツ軍に対し、ライフルとカノン砲で武装したビサンティン軍が優勢であることを確認して、

偵察用の飛行船だけを残し、援軍として送った新鋭のライフル兵部隊は本国に帰還させます。

 

AD1660 ドイツ ファロス灯台などベルリンの多数の遺産が強さの根源

 

1660年、ドイツの国境都市ケルンが陥落しました。

自文明の都市を占領する国に対し、RPoNでは外交ペナルティがつきます。

ケルンはビサンティンとドイツの間に刺さった棘になるでしょう。

ドイツとビサンティンが助け合いながら技術先行してしまう可能性は、ほぼ完全に消えました。

 

これ以上この戦争を続ければ、ビサンティンがドイツを併呑してしまう危険性があります。

1690年、仏教教皇としてビサンティンに対する戦争の停止を提案し、ビサンティンを含む賛成多数で可決。

神聖ローマが戦い続けていますが、対ドイツ戦争の事実上の終結です。

 

1390 ドイツが信教の自由を採用

1410 ヘロドトスが著作を発表

1420 ロシアの大商人ラジャ・ダルマルがアラブのメッカに赴き1500万ルーブルの利益を上げる。

1480 ロシアは表現の自由、自由市場を採用

1525 ケルトがアラブに宣戦布告

1575 ドイツが奴隷解放を採用

1595 バビロニアがドイツの属国となる

1610 アラブがヴェルラミオン(ケルト)を占領

1630 ロシアがドイツ・バビロニアに宣戦布告

ビサンティンがドイツ・バビロニアに宣戦布告

1645 ロシア皇帝ピョートルが仏教教皇に選出される。

1650 神聖ローマ・アステカがドイツ・バビロニアに宣戦布告

1660 ロシアが黄金時代に突入

ロシアが奴隷解放、普通選挙を採用

ビサンティンがケルン(ドイツ)を占領

1665 ロシアで最初の大スパイ、ガイ・フォークスが誕生

1690 ビサンティンとドイツ・バビロニアが和平

1695 バビロニアがドイツから独立

ケルトとアラブが和平

 

獲得技術

共通規格→ライフリング→化学(ビサンティン・共通規格)→音楽(神聖ローマ・銀行制度)→科学的手法(ビサンティン・ライフリング)

→生物学物理学(大科学者付)→蒸気機関→鋼鉄→憲法(ビサンティン)→民主主義→職業軍人(神聖ローマ・憲法)→鉄道

 

 

6.神聖ローマ進攻 

 

 

タキトゥスによると、1705年に最も強大な軍備を擁する国は神聖ローマ、続いてアラブ、ビサンティン。ロシアは4番目だそうです。

ですが、ロシアにとって今が神聖ローマに侵攻し、国境問題を抜本的に解決する好機といえます。

 

RPoNでは騎兵が強化され、砲撃戦が導入されたため、陸軍は「歩・騎・砲」の3兵種のバランスが重要です。

ロシアは、ライフル・コサック・カノン砲を装備しており、マスケット・騎士・トレブシェットしかない神聖ローマに対して、

3兵種すべてで先進しています。

海上においても、渡洋装甲艦を擁するロシアに対し、神聖ローマはフリゲートしかありません。

 

「戦争は数」とばかりに、質で劣った軍に量で圧倒されるというケースもありますが、

神聖ローマの主力軍は、遙かビサンティン=ドイツ国境に遠征中です。

 

ロシアに友好的な神聖ローマのシャルルマーニュとの戦争は正直心苦しいのですが、

ゲームに勝つためには領土拡張こそ最も有効な手段なのです。

 

神聖ローマ侵攻作戦は以下の通りとします。

 

1.      神聖ローマ主力がロシア国境に引き返してくる前に、速やかに国境付近の都市を奪取。

2.      敷設した鉄道を活用して新編成した部隊を速やかに国境に集結、戻ってきた神聖ローマ主力を迎え撃つ。

3.      渡洋装甲艦により敵海軍を殲滅、ウィーン、アーヘン、テオティワカン、テノティテトランを海上封鎖。

 

AD1710 神聖ローマ侵攻作戦 (1) 西部戦線

 

(2) 東部戦線

 

開戦時にロシアが保有していた渡洋装甲艦は、北岸に2隻、南岸に3隻、弥生方面に1隻の計6隻です。

ロシアとビサンティン以外の文明は渡洋装甲艦を建造できないので、一隻でも相当の戦力といえます。

北岸の2隻は対神聖ローマ戦には投入せず、残りを作戦どおり海上封鎖にむかわせます。

アーヘン沖で神聖ローマのフリゲートの抵抗を受けましたが、難なくこれを撃沈。

 

陸戦では、9あるカノン砲のうち、5門をウィーン攻略に投入。3門は東部方面に配置します。

東部方面は戦力の集結が遅れていたため、当面はチェハリス、弥生で守勢を取らざるをえません。

 

都市攻略は、まず都市防御を削ってから砲撃戦をしかけるのが順当ですが、

敵トレブシェットが全滅覚悟で砲撃してくると、攻略部隊が副次攻撃の被害を受けます。

それでは攻略が遅れてしまうので、いきなりウィーンにカノン砲で砲撃をかけ、敵トレブシェットを潰しました。

カノン砲はダメージを受けてしまいましたが、敵が砲撃ユニットを出してこない限り問題になりません。

 

渡洋装甲艦による海上からの砲撃もあり、ウィーンの都市防御は2ターンでほぼ消滅。

カノン砲5門による徹底的な砲撃の上でライフルとコサックを突入させ、ユニット損失なしでウィーンを占領します。

ペトログラードに山本五十六が誕生したので、斧兵と合体させて衛生兵Vライフルに昇進、西部戦線司令官とします。

 

AD1725 ニュルンベルクを砲撃するカノン砲

 

ウィーン攻略後、ダメージを受けた突入部隊は守備隊とともにウィーンに残し、カノン砲は鉄道でニュルンベルク攻略に転進させます。

ここにはマスケット、胸甲騎兵等あわせて6部隊が守備についていましたが、都市防御砲撃→守備隊砲撃→突撃で難なく占領。

 

AD1730 ニュルンベルク近郊

 

そこにようやく、神聖ローマの機動スタックが到着。ニュルンベルクを見下ろす丘の上に陣取りました。

その数、胸甲騎兵5、マスケット12、カタパルト・トレブシェット8、その他5。思ったほどの大部隊ではありません。

神聖ローマとの和平も可能でしたが、東部戦線ではトラテロルコ攻略戦が始まったばかりです。

東部戦線の準備不足がここで響きました。

 

ニュルンベルクに守備部隊を集結させ、神聖ローマの機動スタックを迎え撃ちます。

占領戦によるダメージからまだ回復していませんでしたが、全軍突撃をなんとかしのぎ、追撃戦で残存部隊を殲滅しました。

この戦いでロシア軍もライフル3、コサック2、カノン2を失い、国内の厭戦感情も悪化したため、

トラテロルコ占領をもって、神聖ローマと和睦します。

 

ユニット撃破数開戦前(1705年)

ユニット撃破数終戦後(1750年)

 

神聖ローマから3つの都市を奪ったことで、ロシアの都市は合計13になりました。

ビサンティンの8、神聖ローマの6、ドイツの5に大きく差を付けたと言えます。

 

データ・テーブル AD1750

 

ロシアは既にGNPでも世界のトップに立っていました。

軍事力ではわずかにトップに及びませんが、生産力が2位を50%上回っていることから、こちらも実質的にトップです。

この時点でロシアの勝利が見えたと言って良く、あとはどういう形で勝つかだけです。

 

1705 タキトゥスが著作を発表

1705 ロシアが神聖ローマ・アステカに宣戦布告

1715 ロシアで最初の大将軍、山本五十六が誕生

ロシアがウィーン(神聖ローマ)を占領

1725 ロシアがニュルンベルク(神聖ローマ)を占領

1740 ロシアがドイツ、バビロニアと和睦

1745 ロシアがトラテロルコ(神聖ローマ)を占領

ロシアと神聖ローマ・アステカが和平

 

獲得技術

電気→神学(神聖ローマ)→企業

 

 

7.ロシア企業の躍進 

 

対神聖ローマ戦の間に、自力研究により電気と企業を取得しました。

RPoNの新企業、【インテリジェンス通信】を設立するためです。

設立に必要な大スパイは、このために100年ほど待機させてあります。

インテリジェンス通信の必要資源はアメリカ系文化遺産から供給されます。

1802年ブロードウェイ、1830年ロックンロールを建設。

 

次にハンマーをブーストするマイニング鉱業を1780年に設立。

実は先にシド寿司を作るつもりでしたが、確率のあやで先に大技術者が生まれてしまいました。

そのシド寿司も1802年に無事設立。RPoNにおける3企業コンボに成功します。

 

企業に必要な資源を交易で集めながら、各都市に支店を展開します。

最終的には全都市に3企業とも出店しますが、優先すべきはシド寿司、マイニング鉱業、インテリジェンス通信の順。

どんな都市でも食料は役に立つ一方、ビーカーやスパイポイントは施設がそろった都市ほど効果が高いからです。

新たに占領した都市には企業による文化出力も有効なので、優先して出店します。

 

企業出力 AD1832

 

データ・テーブル(抜粋) AD1832

 

途中、マイニング社で、6都市に新規進出する「企業の拡大」クエストが発生しました。

言われなくても元からそのつもりです。

これをクリアすると本社に毎年10万ルーブルの利益がもたらされることになります。

 

企業の進出により、ロシアの国力は急速に増大、GNP、生産力、食料において二位以下に大きく差を付けました。

インテリジェンス通信+ブロードウェイ・ロックンロールによりもたらされた膨大なスパイポイントは、

テクノロジーで2位につけるビサンティンに重点配分し、後でスパイを送り込むことにします。

 

1750 ロシアがインテリジェンス通信を設立

1760 ケルトが蛮族都市ハラッパーを占領

1775 ロシア最初の大技術者、ナイン・シンが誕生

1780 ロシアがマイニング鉱業を設立

1802 ロシアでブロードウェイが完成

1812 ロシアがシド寿司を設立

1822 マイニング社の「企業の拡大」クエスト開始

1830 ロシアでロックンロールが完成

1836 ロシアが蛮族都市フェニキアを占領

1838 ロシアでエッフェル塔が完成

 

獲得技術

医術→大量生産→無線通信→産業主義→ファシズム(大将軍付)→軍事学(ケルト)→マスメディア→内燃機関

 

 

8.ビサンティン降伏 

 

ロシアの勝利がほぼ確定しつつあるなか、1846年ビサンティンがドイツに宣戦布告しました。

盟友だった両国も、今ではすっかり不倶戴天の敵同士になってしまいました。

歩兵と飛行船を擁するビサンティン軍に対しドイツ軍はライフル。軍事技術の差は埋まっていません。

 

対アステカ戦での活躍に免じてドイツを滅亡から救うため、国連事務総長として平和維持活動を提案します。

ところが、ユスティニアヌスはこれを拒絶、フリードリヒも反対にまわり、ロシアの圧倒的票数がありながら否決されました。

 

国連総会決議 AD1878

 

案の定、1884年にビサンティンがドイツのフランクフルトを占領。

このとき、思いもかけず、ドイツがロシアに助けを求めてきました。

かつて世界をリードしたドイツのあまりの落ちぶれ様に同情し、ロシアはこの要請を受け入れます。

戦車、長距離砲、爆撃機、駆逐艦という新兵器による軍事的裏付けもありました。

RPoNでは騎兵隊から戦車にアップグレード可能なので、ロシアの資金力をもってすればすぐにでも大戦車軍団を編成できます。

 

ビサンティン進攻 AD1890

 

戦車を先頭にビサンティンに進撃します。ビサンティン領内にめぼしい遊撃軍はなく、各都市の守備も手薄です。

ただし、戦闘機が配備されているため爆撃機を迂闊に飛ばすことはできません。

神聖ローマとドイツに爆撃機と戦闘機を配備し、対空警戒を取りつつ戦闘機で爆撃。安全を確認後、爆撃機を投入します。

ユスティニアヌスは戦闘機を戦術爆撃に投入したため、爆撃機を自由に動かすことができました。

艦隊は、モスクワからアンゴラ・ニカイア方面への南回りと、弥生からアドリアノーブル方面へ大洋を渡る東回りの2つのルートで

ビサンティンの南北両岸に向かわせます。

 

先発部隊がテッサロニキに迫ったとき、「仏教十字軍」のクエストが開始されました。

仏教の聖都であるコンスタンティノープルの占領が要求されますが、言われなくてもそのつもりです。

ロシア軍は圧倒的軍事力をもって、テッサロニキ、コンスタンティノープル、ニカイア、アンティオキアを占領。

1903年、ビサンティン降伏。ロシアは大陸西南部に、2つの属国を含む巨大な領土を得ました。

 

同年、ペトログラードにオリンピックスタジアムが完成。

ロシアは世界初の近代オリンピックを主催し、2回目の黄金期に突入します。

 

 

RPoN における近代オリンピック

 

RPoN の新国家遺産【オリンピックスタジアム】を建設すると、オリンピック開催イベントが発生します。

オリンピックスタジアムは、全都市に衛生ボーナス、建設都市に幸福ボーナスをもたらします。

オリンピックイベントでは、「平和のメッセージ」と「わが国選手の活躍」のオプションから1つを選びます。

「平和のメッセージ」を選ぶと、全ての文明と10ターンの和平条約を結び、自文明に対する外交態度が好転します。

「わが国選手の活躍」を選ぶと、全都市に一定期間幸福ボーナスが得られます。

ただし戦争中の場合、「平和のメッセージ」が強制的に選択されてしまいます。

そのため、ビサンティンが降伏後にオリンピックスタジアムが完成するよう、ターンを調整しました。

 

1846 ビサンティンがドイツに宣戦布告

1852 マイニング社の「企業の拡大」クエスト達成

1854 ロシアのペンタゴンが完成

1856 ケルトがバビロニアに宣戦布告

1858 ロシアのハリウッドが完成

1862 ロシアの国際連合が完成

1866 ロシア皇帝ピョートルが国連事務総長に選出される

1874 ロシアの三峡ダムが完成

1878 ビサンティンが国連平和維持活動を拒否

1880 ロシアのコルコバードのキリスト像が完成

1884 ビサンティンがフランクフルト(ドイツ)を占領

              ドイツがロシアの属国となる

              ロシアがビサンティンに宣戦布告

1890 仏教十字軍のクエスト開始

1890 ロシアがテッサロニキ(ビサンティン)を占領

1896 ケルトに科学的手法のテクノロジーを援助

1900 ロシアがコンスタンティノープル(ビサンティン)を占領

1900 バビロニアとケルトが和平

1903 ロシアがアンティオキア、ニカイア(ビサンティン)を占領

              ビサンティンがロシアに降伏

1903 ロシアでオリンピックが開催される

 

獲得技術

プラスチック→コンピュータ→飛行機→長距離砲→ロケット工学

→共産主義(ビサンティン・スパイ)→核分裂(ドイツ)→人工衛星→神授王権(インターネット)→複合材料

 

 

9.覇権国家ロシア 

 

1914年、ロシアは世界に先駆けてアポロ計画を完成させました。

宇宙勝利を狙ってというより、生産力がありあまってというところです。

 

その横では、アラブを攻撃していた神聖ローマが、逆に押されはじめてしまいました。

ロシアに批判的なアラブに神聖ローマを切り取られるくらいならと、

1916年、ロシアが神聖ローマに宣戦布告、電撃的に首都アーヘンを占領。

そして開戦からわずか3年で神聖ローマはロシアに降伏しました。

 

同年にロシアの外交勝利を国連に提案したところ、413/689(必要427票)とわずかに及ばず否決されてしまいました。

神聖ローマの票が入ればここで勝ちだったのですが、降伏前に投票していたようです。

 

あとは次の国連決議をまつだけです。ただし、古い因縁に決着を付けるべく、対アステカ戦は続行します。

1921年、アステカ滅亡。1922年、ついでにバビロニアにも宣戦布告。

というところで、1924年、国連決議でロシアの外交勝利が可決されました。

 

 

1905 神聖ローマ・アステカがアラブに宣戦布告

1906 国際連合が核拡散防止条約を可決

1911 コンスタンティノープルで反乱

1914 ロシアでアポロ計画が完成

1916 ロシア・ビサンティン・ドイツが、神聖ローマ・アステカに宣戦布告

1916 ロシアがテオティワカン(アステカ)を占領

              ロシアがアーヘン(神聖ローマ)を占領

1916 ロシアの起動エレベータが完成

1916 アステカがユダヤ教に改宗

1917 ロシア、ペトログラードのダムが決壊

1918 神聖ローマがロシアに降伏

1919 ロシアがテノティテトラン(アステカ)を占領

1919 国際連合でロシアの外交勝利案件が否決される

1921 ロシアがアッカド(アステカ)を占領、アステカ文明が滅亡

1922 ロシアとその属国がバビロニアに宣戦布告

1923 ケルトがアラブに宣戦布告

1924 国際連合がロシアの外交勝利を可決

 

獲得技術

航空工学→ロボット工学→レーザー→超伝導→遺伝子工学→冷凍技術

 

 

おわりに

 

ドイツ・ビサンティンに技術で引き離されそうになった以外、思ったより楽に勝ててしまいました。

この条件であれば、もう少し上の難易度でも勝てたかなと思います。

勝因としては

 

         良い土地を広く囲い込めた。近隣の蛮族都市を全て押さえたことも大きい。

         序盤一番悩まされそうだったアステカのモンテスマが、バビロニアに夢中になってくれた。

         仏教先進諸国と良好な外交関係を築けた。

         3企業コンボが決まった。

 

というところです。これらのうち1つか2つが欠けたら、終盤まで接戦になったのではないかと思います。

 

おわり

 

 

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